第4話 時空

「あー、あー、あー!」


「……………」


「いー、いー、いー!」


「……………」


「うー、うー、う」


「るさくない?」


「あ、ようやく話してくれた!」


「何で話すためにそんなうるさくするかな?」


「喋って欲しいじゃん!」


「理由にはなってないけど?」


「理由にはなってなくとも私が納得すればそれが理由となるんですよ!」


「何その曲解。」


「ふー!ふー!ふー!」


「キモい笑い方。」


「あ、そうだ!」


「何?」


「大切なこと忘れてた!」


「何?大切なことって」


「自己紹介しないと!」


「誰に?」


「皆さんに!」


「誰?皆さんって?」


「皆さんは皆さんだよ!見てくれてる皆さん!」


「何?その気持ち悪い時空の話は?」

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