第2話わたし的天体観測、今昔

見上げれば 冬の夜空に 星冴える

  闇の深さに 光も凍え





 オリオン、カシオペヤ、北斗七星。そして北極星と辿っていこう。

 漆黒の宇宙そらへと旅に出る。



 星を見るのなら、冬の夜空。空気が澄んで、街中でも星の輝きが目に届きました。

 その昔、は。


 現在は、ちょっとねぇ。





 わたしの視力が悪化の一途を辿っているので、一等星の輝きさえもボケてしまう悲しい現実もある(裸眼で見るから。メガネかけろよ!)のですが、それだけではないような気もしています。

 だって、夜尚明るいではないですか。周囲の建物も、みな高層化して空が見えにくい。

 我が家のベランダに出ても、見えるのは空ではなく隣家の壁ですものね。これでは天体観測をしようという気にもなりません。


 ならば、見えるところに移動すればいい、と?


 それはそうなのですけれどね。せめて近所の高架橋の上まで行けば、もっと状況は変わってくるでしょう。家族が寝入った深夜に、こっそり家を抜け出して。ちょっとした冒険気分も味わえます。

(過去に実行したら、トイレに行きたくて目を覚ました夫に見つかり「家出するのか」と怒られました)


 ――でもね。

 寒いではないですか、真冬の夜ですよ。帽子を被ってコートを着て、手袋・マフラー、カイロを抱いて……。重装備の出撃準備だわ。ふぅ。



 すみません。

 もっと、お手軽に星を観たいのですよ。

 できれば、温かい室内から。


 だって。これ以上体調を悪化させたら、家族に怒られるのですもの。






   *****





 2025年2月28日、惑星直列が予想されているそうです。


 南西の空に火星、木星、天王星、金星、海王星、水星、土星とフル惑星が直列するらしいです。これは肉眼で見てみたいですよね。望遠鏡無いからムリかなぁ。一等星がボケる視力ですものね。


 でもでも。これだけレアな天体ショーなら、きっとネットにも写真は上がるはず!! 風邪ひかないように、パソコンの前で観測するのが一番かも。(←おい!)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る