第6話

『それは…』






ドキドキする心を抑えながら

愛おしく彼の両頬を手で包んだ。









『私がジャスの一番のファン

だからかな』





照れ臭そうに笑いながら言うと、

一瞬目を丸くしたジャスが

ふにゃとテレビでは絶対に

見せない砕けた表情を浮かべた。







『こんなに俺を喜ばせて

どうする気?』




また襲っちゃうよ?


と笑えない冗談をサラッと言う

ジャスが好き。



さり気なく腰に触れてくる

ジャスが可笑しくて好き。





『ベッド行きは嫌だけど、

とりあえず冷めたコーヒーを

一緒に飲みたいかな?』




戯けて言うと彼は声を上げて

笑い、すっかり冷めた

コーヒーカップを二つ持って

私を引き寄せる。




『了解致しました、我が姫様』




一緒にふざけてくれる

ジャスの安心できる笑顔が大好き。

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