里帰り

イルカ

第1話 見慣れた街からの車窓

君が日本にきて夏の暑さも過ぎ、龍の岬に

ふさわしい豊予海峡の

西日本豊魚祭を2人で歩きながら、

「来年は休みを取って朝から来たいね」

と言いながら

季節は冬を迎え定期検診にて

再検査の通知を受ける前日、

「ああ!もういやねぇ~、

なにか結果が悪かったらどうしよか」

と電話で涙をながしながら、過ごした

年末のあの日々 彼女と2人で

休日の病院の待合室で彼女は

「ねぇ、放射線技師の人あまり話せないような様子だった」

と彼女が話し、僕も内心「もしかして…」と

彼女とドキドキしながら、診断結果を待ってると

僕らの呼ぶ看護婦さんの声がして

彼女は僕の方を見ながら思わず手を、

握り心配そうに顔を、伏せその目には

微かに潤んだ瞳が見え隠れしていました。

待合室で僕は彼女に肩を抱き

「大丈夫だよ~…姉さんと昨日、話してたね」

僕は彼女を促しドクターの待ってる

部屋に2人で行きました。

部屋に入ると、ドクターはニッコリ笑みを、浮かべながら

か壁の診断の写真を、指さし特に異常はなく再検査のことは

その担当の方はともすれば少しでも変化があると異常とは

あまり関係なくても再検査を出すのが普通なので」

といってくれました。

僕は彼女が故郷の家族と共に診断の結果をかたずを呑んでいる

ことを胸にきざみそして内心ほっとして一緒にいる

彼女をみて心の中で

「よかったね。」と言いながら僕は安堵しました。

そしていつものように 夜空の星で繋がっている

上海の君に心をよせ夜空を見上げています。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る