4
ただ不利な戦いだから燃えるというのもある。
なんとかこの戦いをものにしたいのだ。
そしてその時は、あこさんに自慢したい。
いやそれだけは辞めよう。
そんなかっこ悪いことはしないぞ。
心の中だけにしとこう。
ともかく妹作戦だ。
こんな俺だが友達だけはたくさんいる。
それぞれ調べたわけではないが、妹もたくさんいるだろう。
なにげなくを装い全員に会ってみよう。
いろいろ計画を立てた。
どうやって会うか。
まずは、実家暮らしのやつの実家に行く作戦。
何人かは実家を訪ねたことがある。
その中に妹がいたのかどうかよくわからないやつもいる。
そいつらの家は行ったことがあるからもう一度行くのは簡単だ。
ちょちょっと連絡して行けばいい。
最初のひとりのうちに土曜日行くことにした。
「お前妹いたっけ?」
「いねーよ。なんでそんなこと聞くんだ。」
「そうか。いや、特に意味はねえ。」
なんだ聞いてからくりゃあよかったぜ。
1戦1敗。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます