おまけ 結婚の先の日々

「初君。」

「どうしたんだよ。椿。」

「私を選んでくれてありがとう。」

「別に、何でもないよ。」


何でもないという初君は、凄いと思った。何でもなくはないだろう。初君と居れるこの時間が幸せだ。


「ねぇ、初君。」

「何だよ。」

「名前を呼んだだけだよ。」

「何だよ。それ。」


そうして、初君と一緒に、夜の星を見ながら過ごしたのだった。

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一条椿には問題がある @ririno22

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