「いやいやいや!お前、まじでいってんのか?

え?何、今日ってエイプリルフールだっけ?」


なんか、くだらないやりとりをしている孝と來。



あたしはそんなやりとりをみながら はぁ、と溜め息をつく。


「あのね、あたしショッピングモールにいきたいんだけど…」


そんな2人はほっておくことにして、哉斗と奏也と陸に話しかけるあたし。


「…え?由奈、ショッピングモールで何買うの?」


あたしの言葉にいち早く反応したのは陸。


キョトンとあたしをみつめる陸。


「えーと、洋服とか買いたいなって。」


「ショッピングモールいくんなら俺もいく。最近、買い物してねぇんだよ。」


横から突然、口をはさんできた孝。

話、きいてたのか。


でも、いい流れになってる?


「じゃあ、孝と由奈でいってこい。」


「はぁぁぁ!?」


孝の大きな声にビクッと肩を揺らすあたし。


あたしだって「はぁぁ!?」だよ!


なんで孝なんかと…。

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