第5話サプライズ

「レェーーー」

 肌がツルツルで人間に体が似てるいるのに顔がもう別物の何か見たいな化け物が襲いかかってくる。俺はそれに対してただ背を向けて逃げることしかできない。

倒しても倒しても出てくるそれは、もう倒すなんて考えたくなくなる数だった。

「クッソ、なんでこうなったんだよーーー!」





「うっぷ、気持ち悪い。」

 おいおい大丈夫かよ師匠、ヘリコプターに乗ってから50分も経ってないのに吐きそうになってやがる。

よし師匠は乗り物がにがってっと、後で師匠の弱点帳に書かないとな。

「お、お、ももうちょっとで着くからな。」

「おう、了解。」

 てか大丈夫かさっきから千鳥足だし。どんだけ三半規管弱いんだよこの人は。

 それより、今からどこに行くんだ。全く予想がつかねぇ。師匠からも、お前に最適な修行場でジャングルて言うこと聞いてないしな。

「パラシュートとナイフは、持ったか?」

 そう言って俺の三日三晩準備したリュックを背負って聞いてくる。

「ああ、持ったっけど。なんで俺のリュック背負ってんの。」

そう聞くとポッケットに何かの携帯端末を入れてくる。

「まーな、死なない程度に頑張ってくれよ。うっぷ」

そう肩を叩いて笑いかけてくる。

どうしたんだよ師匠。車酔いしてるからかしらねぇけど、なんかめっちゃ優しいんですけど。なんか気持ちわ、、あれゆかなくなって、

「ああああぁーーーー、やりやがったなクソやろー!」

 床抜いて落としてきやがったー。パパパラシュートだ早く開かねーと、まずリュックから出ている紐を引っ張る。

紐を思いっきり引っ張るとパラシュートが出てくれた。よしこれで一安心?あれ全然スピード落ちてないんですけど。俺は、パラシュートを二度見する。

「これ、めちゃくちゃ小さいんですけどーーー。」ここがジャングルでよかった。じゃなきゃ何もないところだと、相棒と、さっき渡されたデバイスもろともペシャンコだ。

頭お手でカバーして木に向かって突っ込む。

ガサガサていう音と身と骨が、葉と枝にに当たる、鈍い耳障りな音が鳴る。木を突っ切ると地面に向かって落ちていく体の向きを変え、爪先から地面に向かい五点着地をする。

「クッソ、肋と膝が折れてるな。」

 あの、鬼畜のおかげで痛みすら感じない俺の体が折れてる、箇所が完全に感じることができるようになっている。

今まで犠牲になってきた骨や俺の体の一部に感謝しないとな。

 それより、さっきのデバイスは無事か。ポケットに手を突っ込んで、傷一つついていないことに胸を撫で下ろす。 それより、何なんだこれ。

その銃の持ち手のようなデバイスには、引いてくれと言わんばかりに設置されたトリガーがあった。これめちゃくちゃ怖いけど押すしかないよね。爆発とかしないよね。

俺は、あの恐ろしい修行のせいで師匠から渡されるものを全て疑うようになった心を落ち着かせて。恐る恐るそのトリガーを引いてみる。あぁー、爆発しないでねー。

 すると、スッるっとモニターが出てきて大量の文字が映し出された。

 すまない、さっきわざ犬用のパラシュートを渡した許しくれ。わざとなんだぜわざとだから許してくれよ。

 犬のパラシュートとのことは、もうこの際どうでもいい、でもこいつは、わざとと言う事を正当化しようとしてる。今に始まった事ではないけど、もう我慢なんねぇ。よし帰ったら絶対斬られてあの憎い顔に俺の血をぶっかけてやる。

ん?斬られることが前提かよとか言う奴がいるかも知らないけど、俺はここ半年以上片手でしか数えられないくらいしか攻撃が出来ていない。

えっと後なんだ、

 今から君には、2ヶ月間このジャングルでサバイバル生活をしてもらう。終わったら適当に拾いにいくから、まー頑張って生き伸びてくれ。後夜にはとてもたのしいサプライズがあるから。

    君の親愛なる師匠より

 え、マジかよここでサバイバル?

よっしゃーーー!2ヶ月間に修行がさぼれるってことじゃないかー、しかも修行場所を聞いてジャングルの食べ物を調べに調べたから、余裕で生き残ることができる。

 いや、そんな事よりだ、そんな事より相棒は、、、恐る恐る、ナイフカバーに手をかけて2度深呼吸をする。よし開けるぞー。

フッ、刃こぼれすらない。さすが俺の相棒だぜ。




 これがサプライズかよーー。何らあの地獄とかわんねーじゃないかよ。しかもこのよくわからん化け物、俺より確実に弱い癖に死にたいみたいに近づいて飛びかかってくる。俺これでも全力疾走なのにこいつら普通に追いついてきやがる。その度に首や足、腕を斬るのだがこいつら、首を斬らない限り動きつずかやがる。こいつら俺よりたち悪いぞ。

「クェーーー」

「ディーーー」

 後ろから2匹右と真後ろにキモい生物が出てきて飛びかかろうとしている。

10メートル先右方向の傾斜に全力ダッシュでスライディングのように飛び込み、背後からの攻撃は紙一重で避けて、右のやつは顔を両手で掴んで右手ごと近くの木に押し潰した。

「うわーきったねぇ、もうなんか左手汗みたいなんでベットベトだよ。」

それより、さっきから滑り台みたいにずるずる滑ってるんだけど。この傾斜いつまで続くんだ。止まりたくても後ろからのお客さんがつっかえてるし。

 はぁー、やっと止まったよ、長かったー。

ん?さっきからなんか下に落ちてってるんだけど。

あかーそう言うこと俺崖から落ちたんだわ。

「殺しでぐれ」

は?今なん、、、

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