第2話こんなんが師匠?

どこだよここ

てか今俺パンツ一枚で、拘束されてんだけど。

「はぁ、やっと目が覚めましたか。」 

訳わからんけど、凄い呆れた感じで悪態をついているこの中で一番若いであろう、同年代くらいの男の子が出てきた。てかイケメンだこれは俺の敵だな。

「あのー今、これどうゆう状況何ですか。とりあえず縄ほどいて欲しいんですけど。」

イケメンニコッと営業スマイルみたいな偽物臭い笑顔をして近づいてきた。

「すまないな、うちの弟子が手荒な真似をしてしまって。」

そう言って縄をほどいてくれた。ずるずると立ち上がって結ばれていた、手首抑えてグルグル回す。

 それよりこの人いい人なんじゃないのか。

「いえいえ、お構いなく。」

「ああ、元気なのはいい事なんだがなでも融通が効かない弟子たちなんだよ。」

そう言って肩をポンポンと叩いてくる。

 あ、あれ聞き間違いかなさっきからこの人弟子弟子言ってんだけど。まさかこのイケメンが俺の師匠になんのか。信じらんねぇな。

「あの、これから僕は何をするんですか。」

俺はしっかりとした目で聞く。すると少し微笑み俺を見てくる。

「君は、僕のもとで強くなるための修行をするんだよ。ただそれだけそれ以上でもそれ以外でもないさ。」

何言ってんだこいつは、話になんねーぞ

「俺は強くならなければなんらないんだ。あんたのもとに居ても強くなれる気は俺は全くしない。」

没落貴族の俺は強くなって成り上がらなければならないそれをここで無駄な時間過ごすくらいなら前の生活の方がマシだ。だけど俺はもう後戻りはできない。、ん、なんで俺はこんなこと

「俺は君に強くなる素質があると思っている。君はここの誰よりも強くなれる。」

素質、馬鹿馬鹿しいな俺は今年も能力測定をしたが人よりも怪我や病気の回復スピードが早いだけだ。

「君は強くなる以外道はないだがここなら君の夢は叶うんじゃないか。強くなりたければ僕についてこい。」

 そうだな、俺はこいつを信じようと思う。

もう、あんな生活に戻るのはもうたくさんだからな。

「わかったあんたを師匠だって俺は認める。」

そう答えると俺の方を見て少し嬉しそうな顔をしている。

「そう言うと思って、君の部屋に君にあった家のものを置いてある。寝床と飯付きだ。」

そういうと俺の周りを見てきた。そうかほんとに準備万端なんだな。人の家に勝手に上がり込んで俺の部屋の物、物色しやがってどこの勇者だよほんと。

「おい龍二りゅうじ、このこを部屋に案内してやれ。」

そう指を刺した俺は横を見てその龍二とかいう兄弟子を見つめたすると少し微笑んだ。

「わかりました」

こちらですと言わんばかりに手を進行方向に出してこちらを見てくる。俺はその手の方向に向かって前に進み部屋を後にした。




「本当にあれでよかったのですか。」

「あぁ、君がしっかり僕の命令通りにしてたらね、僕は君にどう思われようが、僕は僕の使命を果たす。」

蒼梧の師が言う使命それはなんなのかわ何もわからないだがこれだけはわかる。

兄弟子のあの笑みは感謝、信頼そういう類の物でわないあれは同情や悲しみのような物だ。

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