第2話 魔力適正と家で電気、水道、ガスが使えることに驚いた
プレオに早速俺は魔法の使い方を教えてもらうことにした。プレオはまず適正を知らないといけないぞと言っていた。
「適正?」
【ああ、そうだ適正が基本無ければ魔法自体最悪使えないってことも有り得る。まずは魔法適正があるかどうかそれをまずはチェックするぞ】
「どのようにチェックするの?」
【これを使う】
プレオは懐から丸い球体を出す。彼の話ではこの丸い球体は『魔力適正装置』らしい。
俺は、それに手をかざしてみる。するも眩いほどに迸る光が出ていた。それをみたプレオは目をキラキラとさせているのだが俺にはさっぱりである。
【これは素晴らしい!ここまで魔力に対して適正のある人間はいない!やはり我はミスはしてな無かった!】
(どういうこと?)
【なになに強めの魔力を感じて我はお主の所に顔を出したのだ。まあ生きるためには金がいるがお主は持っていなのだろうこの世界の通貨を】
「はい。持ってないですね」
【だからこそ我にそこは頼りなさいってこと。それとここから少し歩くと街もあるからそこでここらで手に入る素材とか店に売ったり、ギルドに念の為に登録しておけばそっちでも買取ができるぞ】
なるほど、そういうことも可能なのか。
なら、プレオに最初のうちにどれが街の店とかで買い取れる素材なのかとかギルドの登録の仕方とか教わればいいか。
適正があることはわかったけど使い方はまだ分からないな。プレオから
【まず目を閉じてゆっくりと深呼吸しながら意識を集中してみてるのだ。そうしてるうちに魔力を感知してくると思う。】
(ええと、目を閉じる。)
(深呼吸を繰り返しながら意識を集中)
(そして魔力を肌で感じる感覚を身につける)
すると少しだけ手に光が集まる感覚になる。それを俺は只管繰り返していく。
光は徐々に集まり始めるが俺は次第に疲れ始めてくる。だがもう少しだけ、あともう少しだけ
【はい!やめ!】
「なんで止めるんだよ?プレオ」
【これ以上したら倒れるぞ】
それは困る。なので一旦休憩をとることにした。
家に入り、戸棚から茶葉とカップを取り出し一応電気や水道、ガスが使えるのかをチェックする。
すると水道からは水が出る。電気もスイッチを押したら明かりが灯る。ガスもコンロのツマミを回しら火がついた。
プレオはこの光景を見ると
【ここには精霊様がいるのか!?】
と言っていたので
「いや?どうもこの家の電気、水道、ガスは問題なく使えるようになってるみたいですね」
【電気?水道?ガス??なんだそれは魔法か?】
「いや?電気は……う、うーん?静電誘導が正しいのか……それとも別の……ちょっと説明が難しい。水道は……簡単に言うとこのいま回してる部分を蛇口というのだが」
【蛇口?蛇みたいな形をしているが】
「そうね。それに近いかもね……えーとこの世界には井戸とか池はあるよね?」
【あるぞ】
「そこから家に水を直接引くための装置を設置していると思えばいい」
という感じに説明したがきっと俺は間違った説明をしていると思う。それほどまでに知識は無いからである。
【ガスは?】
そうなりますよね?えっとたしか。うちは都市ガスだったから
「メタンガスというガスをこの先にある筒状のやつから流してこのツマミを回すことで引火して火を起こすって感じなのかな?こっちも説明が上手くできない」
【まあ、特殊な錬金術のような装置って事だな】
「俺は錬金術が何か分からないけどそういうことにしておいてくれ」
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