夢のマイホーム毎おかしな世界に来てしまった~今日からはじめる異世界生活~

みなと劉

第1話 夢のマイホームを購入したら入居日に異世界にマイホーム毎移動!?


今日は購入したマイホームの入居日だ。俺は引越し配送業者の人達と連携して荷物を新居であるマイホームに移動する作業をしていた。

それが昼過ぎに終わり引越し業者の人達と一緒に昼ごはんを食べていた。


「ここの定食屋うまいっすね!」

「そうだろ?どうよ俺のお勧め」

「こんな美味しいご飯めったに食べれないっすよ。普段はコンビニの弁当っすかね」


と、他愛のない会話をしていた。

業者さんとの交流と最終確認に書類の手続きを終わらせて俺は新居であるマイホームに入る。


そして、事件は起きたのだった。


周りが突如光り始めた。

光が消えた後に俺は外へと移動する。


外には不思議な光景が広がっていた。俺のマイホームとその敷地はそのまま(車もあるのを確認した)にそれ以外が別の場所になっていた事だ。


俺は目を擦り何かの間違いだろうと思いまた見やる。だが光景は変わらない。


(何が起こっている?)


まさにそれである。本当に何が起こっているのか皆目検討がつかないのである。

場所はどうやら森近くの湖畔付近であることは理解ができた。


「これからどうしたら」


【焦ることは無い。我が力を貸そうぞ】


いきなり頭の中に響く声と共に巻き起こる簡易的な砂嵐。そして、次の瞬間


俺よりも少しだけ身長の高い男がそこにはいたのだ。見た目は人間のような感じなのになんか威圧感がある。それどころか額に角まであるのだ。


(これは人じゃない?)


【安心しろ、一応はそれなりに身分とかあるから】

「あ、いえそういう事ではなくてですね。ここが何処かとか。あとですね何で俺はここに来たのか知りたくて」


男は首をかしげ

「ん?この地域の者ではない?」

「はい。突然光が出て、そして消えたので外に出たらここでして」

【召喚の一部にでも巻き込まれたのか?】

「召喚……ですか?」


男はさらに続ける。話を聞くと最近勇者召喚だとか魔王召喚だとかやってる人がいるとかいないとか(はっきりしてると言ってないからである)


「それに該当するかは不明ですけど……これからどうやって生きていったら」

【大丈夫だ。金は俺がこの世界の通貨を持っているから。】

「??それはどういう意味です?」

【一緒に暮らそうというわけだ】

「え!?なんで俺が見ず知らずの貴方と一緒に暮らさないとならないのです?」

【家はあるようだが稼働はするのか?マナは足りているのか?】


この世界にはマナという物質という元素?みたいなものがあるみたいでそれで光を灯したり、日を起こしたりするらしい。

マナなんてゲームの世界でしか聞いたことないけど。彼にマナの扱いとか魔法の使い方とか教えてもらうか。

そう俺が説明すると、彼は快く教えてくれることになったがその代わりに一緒に暮らすように言われたのだ。

彼の名前は『プレオ』というらしい。

(ある意味プロポーズじゃねーかよ!)

(あ?ルームシェアか?どっちでもいいやもう!)


こうしてどうやらマイホーム毎異世界にご招待された俺は彼に魔法を教わる代わりにプレオと暮らすということになったのである。

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