第3話 方針

第一章第1話に加筆修正しました。

加筆自体は少しではありますが影響はあると思いますので気になる方は確認してもらえると幸いです。



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一通り交換リストは確認したが現状では使えなさそうなものまで載っていたから時間がかかってしまった。

大体3時間くらいか。アイテムの詳細も確認しながらだったからこれでも早く終わった方だろう。

そして今更だが重要な確認を小白にしなければならない。


「なぁ小白。お前はどこまで手伝うことができるんだ?ホントにウィキとしての役割しかできないのか、それとも俺が命令すれば色々なことができるのか?」

“私は命令さえいただければできることならば何でもできます。ただし実体は持っていませんので何かを動かすなどの事はできません。またダンジョンの外に出ることができませんので外で活動している際のアドバイスは難しいと思われます”

「おっ結構いろいろできるな。しかも言い方的にダンジョン外でも小白と会話できそうやし。しかも念話みたいなので。その上で任せるのはダンジョン運営の補充とかかなぁ。小白居ればわざわざDP使って自動補充しなくてもよさそうやし」

“そうですね。命令をいただければ罠やモンスターの補充など行うことも可能ですし、お願いしてもらえれば勝手にダンジョンを組み替えることも可能です。またちょっとした応用にはなるのですが、DPで交換する機械類については魔力で動いていますのでダンジョン内にある限りは利用することができます”

「えっパソコンとか使うことできるの?」

“はい。可能でございます。また一度使わせていただければそのパソコンを媒介して直接インターネットを確認することも可能でしょう”

「なんそれ、チートやんか。クッソ便利やん」

“そうなんです。私はすごいのです”


さっき確認した感じダンジョン関係以外は基本1DPで交換できるからコスパ良すぎじゃねぇか。

なんかほざいてるのはさておきこれは使わない手はないな。


“ほざいてるとか言ってるの聞こえてますからね”

「そんなんどうでもいいから今からすぐ働いてもらうな」

“どうでもよくないですよ。私すごいんですから”

「はいはい。小白ちゃんはすごいですね。それでやってもらうのは情報収集なんだけどインターネット上で出てくる全国に現れるであろうダンジョンについての情報をできるだけ拾い上げてまとめておいてくれ。どんなに些細な物でもこの情報を持っているかが将来的に大きな武器になるかもしれないから」

“しょうがないですね。口ではこう言っていてもほんとに心の底から私をすごいと思っているのが伝わってきたので引き受けてあげましょう”


いやまぁ確かにすごいとは思ったがそう言われちゃうとなんだかなぁ。



「とりあえず不可視状態を解いた後はやっぱ速攻だな。できるだけ人間に拡散されるメインコアの情報を減らしたいから吸収を基本に外で暴れられるようになる2か月後までにどれだけコアを増やせるかだなぁ。それ以降はダンジョンへの警戒度が上がるだろうから慎重にいかないとなぁ」


後はモンスターガチャのギャンブルがどうなるかだなぁ。

できれば足の速いらしいコボルトを最初に当てたいがどいつが当たっても何とかなるだろう。

そういえば・・・


「小白。森フィールドのガチャで出てくるモンスターのランクってわかるか。複製時のポイントを見てからもう少し戦略を練りたい」

“はい。スライムがG+、ゴブリンとコボルトがF-になります”

「やっぱ情報出せるのはその3種だけだよな」


そうなるとG+のスライムは1DPで3体、F-のゴブリンとコボルトは2体か。

初期の1000DPから下級モンスターガチャ1回分500DPとパソコン1台分1DPを除き499DPか。

ゴブ・コボはフルで998体、スライムは1497体かぁ。

使いやすそうなのはF-の2種だけどなぁ。

スライムは俺の頑張りが大切そう。

ゴブリンやコボルトと違って俺が攻撃参加しないと相手のコアまで行くのむずいかもなぁ。

そう考えるとスライムの時は武器の購入代ふくめてもっと少なくなるか。

一番安い武器は・・・こん棒で5DPか。その次が石の短槍で8DPねぇ。

石の短槍使うくらいだったら木製でもこん棒の方が使いやすそうだけどなぁ。


「なぁ小白。さっきモンスターの複製の時オリジナルモンスターのが反映されるって言ってたがそれは武器も含めてか?」

“はい。複製時にオリジナルモンスターが所持していれば反映して複製されます。ただしその分複製DPが加算されます”

「そりゃそうか。一回交換しちまえばあとは安く出せるかと思ったがそうはいかないよなぁ」

“そうですね。ついでに複製時のDPの加算は装備の他にスキルによるものがあります。スキルごとにスキル値が振り分けられておりモンスターのランクによって決められる基本値にスキル値を足すことによって複製DPが決定します。ガチャ排出時には初期状態で排出されるためその時点で持っているスキルに関してはスキル値の割り振りはありません。先ほど説明した装備については同時に交換した扱いになりますので正確には複製DPとは別計算になります。ただ同時に消費されるため合計して表示されます。なので複製時に装備だけ取り除く作業は可能です”


うーん。さっくりと重要な情報を落としてきやがるぜ。

スキル値が存在してそれによって複製DPが変化するってことはモンスターはスキルを覚えるって事だろ。

どうやって覚えるかわからないけどさっき見た交換リスト内にあったスクロールとかで増やせるなら相当コスパ良くなるかもな。


“はい。スクロールで増やすこともできますよ。たださっき見てもらったと思いますがスクロールは必要DPが相当高くなっておりますので普通に経験を積ませてスキルを獲得したほうがいいと思いますよ”

「なんでそこについてはそんなにベラベラ喋れるのにモンスターの種類についてはあんなに厳しいんですかね。小白さんよぉ」

“そこは私に言われましても・・・”


そりゃそうだよなぁ。喋れない内容を小白が決めてるわけじゃなさそうだし。


まぁさっき計算した感じ初動は数で攻めるだろうし、他のダンジョンマスターがどこまで考えてるか分からないけど同じくらい情報を得ている前提で計画を立てた方が良いだろう。

とりあえず決まっているのはどのモンスターがでたとしても499DPは戦力に変換かなぁ。武器か複製化は分からないけど。

本当なら防衛用の戦力も残しておきたいが運がいいことに南知多の立地的に美浜のダンジョンを警戒するだけでいいから攻めにほぼ全つっぱで良さそうだな。


あとは細かいとこ詰めつつ小白と雑談しながら時間を使うかぁ。



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お久しぶりです。

書くのをさぼった後少し書き溜めようかなと思って書き溜めていました。

この話を投稿した現在全然書き溜めてありません。

ただ少しはありますので間に合わなくなるまでは定期的に投稿しようと思います。

毎日はしません。できません。やる気が追い付きません。

下に少し補足を入れてありますが読まなくても問題はありません。


ダンジョンマスターはダンジョンマスターになった時点で基本一人で考えるようになるのでサポートAIとの会話も結構独りよがりになりがちです。

なので大青が勝手に読み取って勝手に納得してる部分も結構あります。それが合ってるかどうかに限らずに。

なので読んでいる側としてその思考に納得できない部分も出てくると思いますがご了承ください。

またよくわからない場所についてはご質問いただければお答えいたします。

大青の思考についてはある程度言語化できるようには考えていますのでお気軽にお聞きください。

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