上を向けば青色が
誕生日のあの子の両腕がプレゼントで塞がっていたのを見た。あの子の携帯電話の通知が友達からのメッセージで埋まっているのを見た。あの子が毎週のようにいろんな友達と遊んでいるのを知った。
いつも通り生きていてもあの子と私の違いはあまり分からないけど、ふとした瞬間にあの子とは違うということを見せつけられて嫌になる。何が違うのか分からないけれどそれが逆に変えようがない事実のように思えて苦しい。ただ自分の人格が理由ならばどうすればいいだろう。
病的なものより純粋で直線的な絶望が心を蝕む。心の陰鬱さとは裏腹に今日も空の色は澄んだ青でした。
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