第13話「冷凍の色彩」
遠い声に
呼ばれて
また未来を生きてる
こんな間違えで
正したい事は
無意味に思えた
まるで死んでるように
生きてるけど
それでも心は何度も痛んで
これが涙を思うなら
誰を悲しんでるかなど
わからないよ
もうとう息苦しい
だから
苦し紛れで
命を落とすよ
ほら、虹の見えた
あの頃の思い出は
きっと羽ばたいて消えた
こんな人生が
きっと終わる以外価値がなくて
その悲しみを
絶えず笑って見せて
本当の声を消したよ
何もいらなかった
だから今更、恋しくなる
もう終わりだよね
命すら要らないよね
だけどそれだけは生きて
生きてしまったんだ
もうね、おかしいよね
もう、最悪だよね
不幸をばらまいて
これが正しいの
生きてていいの?
私なんて要らないでしょ
そんな事がやっぱり苦しくて
やっぱり愛されたいんです
だからね、お願いだよ
もう終わりを数えないから
今日から数えていいですか
今から生き始めていいですか
最初から初めてもいいですか
なんて、もう、遅いかな
生きたかったよ
生きたいよ
だから、ね。
あなたは、きっと許してくれるかな
それだけ
それだけです。
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