【詩】孤独とたたかう私たちのうた

森本ヴィオラ

孤独とたたかう私たちのうた

私は見捨てられたんだと思って

幼いとき わんわん泣いた

また 私は見捨てられたんだと思って

大人になっても わんわん泣いた


いつからか 

自分は愛されていないんじゃないかと勘違いして

間違った前提のまま結論を導き出した

結論 : 私を愛してくれる人はいない


そしたらもういよいよ独りぼっち

本当は仲良くなりたかった人の名前を検索する

「孤独」という言葉を検索する

--1日15本のタバコと同じリスクであるらしい


一人でいられる強さが欲しい

でも同時にたくさんの愛も欲しい

自立って何なの?

みんなどうやって生きているの?



(未来の私からあなたへ)

愛って曖昧な言葉だから 使うのやめよう

今は会えないかもしれないけど

あなたを大切に思う人は存在する


あなたが一緒にいるべきなのは

飢えを満たしてくれる人ではなく

日々の退屈さを共有できる人


平凡な日々のなかに幸せはあるはず

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