自我を持った車が子供たちのために奔走している姿が面白いと思いました。子供たち二人と車一台というなんとも非現実的な雰囲気でお話は語られています。重苦しい現実に二人の存在が脅かされてしまうかもしれないという漠然とした不安を感じさせながらも、車の思いやりが、それこそ子供を毛布にくるむように温かく伝わってきました。この状況の描写がとても素敵で気に入りました!非現実的……言い換えれば夢見るような雰囲気だと私は感じたので、夢が覚めるようにして結末を迎えたのも素敵だと思います。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(425文字)
子供達と車の関係、とても不思議な世界です。この後の進展が気になりながら読み進めました。完結していますが、読み終えてもこの子達がどうなるのか、まだまだ気になって仕方ありません……。良かったら続編をお願いします。面白かったです。素敵な異世界をありがとうございました。