ヘーイヘイヘイヘーイヘイ!
(ヘーイヘイヘイヘーイヘイ!)
初美さん!
(初美さん!)
作者さん!
(作者さん!)
ベリグー!
(ベリグー!)
エクセレント!
(エクセレント!)
ヘイ、読者のみなさん!
(おうよ、レビュアー!)
親愛なるレビュアー諸氏!
(親愛なるレビュアー諸氏!)
竹刀は持ったな?
(バットも持ったぜ!)
ハリセン持ったな?
(段ボールで作ったぜ!)
ツッコミ入れに、行くぜぃ!
「オオオオオーーーッ!」
……本当にそういう作品です。
嘘はありません。
面白いです。
ただし、読んでいる途中に休んではいけません。
一気読みしないと、作者さんを探し出してツッコミ入れたくなります。
もしもあなたが、推理サスペンスドラマみたいな殺人現場に居合わせて、容疑者になりそうだったら、警察や探偵に対してどういう対応をしますか――?
「自分は関係ない」とクールに躱せますか?
わざとらしく怖がって、犯人と疑われるのを避けますか?
亡くなった方を惜しんで悔やみ、犯人探しに積極的に行動しますか――?
このどれがいきなり出来ても、あなたは超人です。
人と言うのはトンデモ状況に瞬間的に追い込まれた時、冷静に対処するなど不可能なのです。
そんな人間心理を見事に体現しているのが本作の容疑者さん達。その焦りっぷりを大いにお楽しみください。
……そういう作品ですから(笑)
レビューさせていただく、内田ヨシキと申します。
実は私、名探偵と呼ばれたこともありまして……。
その私から言わせていただきますと、まずね、この作品のタイトルの後半。「死んでない殺人事件」。おや、やっと違和感に気づきましたね? 死んでいないのに殺人事件。おかしいでしょう? 私の推理によると、これはギャグ作品です。ええ、間違いありません。タイトルの前半でミステリーと見せかけて、実はギャグコメディ。なかなか巧妙な手口です。犯人は手慣れています。おそらく初犯ではないでしょう。
なんですって? あらすじを読む限り、普通のミステリーに見える、と? いいえ、間違いなくギャグコメディです。タグを御覧ください。犯人は迂闊なことに、ここに決定的な証拠を残していってしまったのです! ほら、タグに「コント」とあるでしょう!
さてこの作品、タイトルに違わず、高層ウェディングホテルの最上階で起きた事件を描いております。
真っ赤な薔薇の色に染まった花嫁が発見され、いったい誰が彼女を殺したのかとの騒ぎに発展するのですが、その中心にいるのは高校生探偵のサエさん。
サエさんは「密室だ」と断言するのですがね、うっふふふっ、私、彼女のその発言に笑ってしまったのです。密室と言うには穴が空きすぎているのですもの。私、この瞬間から彼女が好きになってしまいました。ポンコツ系探偵さん、大好きですもの。しかもボクっ娘! ボクっ娘ですものね!
……おっと失礼、話が逸れましたね。
そこからは各容疑者の内心が次々に明かされていき、最後には衝撃の事実が明らかにされます。
最後まで読んだあなたは……いいえ、読んでいる途中でもあなたは笑っていることでしょう。それこそが犯人の狙い。まんまと術中にハマってしまうというわけです。
さて、ここまでが私の推理ですが……いかがです? すべて当たっているはずです。
ねえ、犯 人 ( 作 者 ) の 初 美 陽 一 さ ん !
あなたのやってことは、ここにすべて明らかにしました。まだ罪を重ねるつもりですか?
ぜひ重ねてください。こういうコメディ、大好きです!
というわけで、ポンコツ探偵系コメディがお好きな方、ぜひぜひ御覧くださいませ!
お、面白すぎる~~~~~!!!
……と、読み進める中でニヤニヤが止まりませんでした。
とあるホテルの一室で、血塗れ(?)で殺されて(?)いる花嫁(?)が発見され、事件(?)が起きているのかと騒ぎになる。
そこに現れた自称高校生探偵のサエ。サエはその部屋そのものには鍵がかかっていなかったが、もっと広い範囲で見ると「密室」と定義できる、と言い出し、密室殺人だとして推理を始めようとする。
あ! これ! 「自分が探偵やりたいだけの人」が出てきちゃった奴か! と、完全に読者の脳は「コメディを読むモード」に移行していきます。
その後も二転三転(?)するように事態はとんでもない方向に。
設定もしっかり作り込まれていて、なぜ花嫁(?)は死んでいる(?)とみなされなければならなかったかとか、妙な説得力もあります。
果たして、事件の犯人は?
読み終えた後、読者は「別の犯人」を見つけたくなるかもしれません。
「というか、一体誰のせいでこの混乱状況ができているのか?」と。(多分一番悪いのはサエ)