第7話

『ふうっ…』



なんか…電話ってやっぱり緊張するわね…。


昼間のことを思い出すと体が熱くなってドキドキして、なかなか発信ボタンを押すことが出来なかった。



『もうっ』



うじうじするなんて私らしくないじゃないっ。

思い立ったら即行動、そうでしょ?


ベッドの上でクッションを抱えたまま、私は通話ボタンを強く押した。

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