このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(393文字)
夏子とはると。傍から見れば、目を覆いたくなるほど残酷で、恐怖すら覚えてしまうほど、歪んだ二人。けれど、そんな簡単な言葉なんて、彼女たちには無意味で、そもそも必要としていない。それほどまでに他を許さない関係性は、まさに歪んだ愛の箱庭という印象でした。作者様の艶めかしい表現で描かれる、二人の世界を、是非とも覗いてみてください。