第7話リンが連れ去られる

リンが連れ去られる第七話

リンは夜ベットに入ろうとした、ふと窓を見ると満月が。

リン

「何か来る。」

 すると部屋に男の影がふっと現れる。

 リン

「女性の部屋にノックも無しで入るなんてデリカシーのない男ね。  ルシファー。」

 ルシファー

「来い、そして我が部下となれ。」

 リン

「嫌に決まってんでしょ。さっさと出てって!」

 ルシファー

「お前の意見は聞いていない。さぁ目覚めよ、我が眷属よ!」

 リンはすぅーっと意識が遠のいていく。「ジン気をつけて。」

 そしてリンの身体はどんどん変わってゆき、悪魔へと変貌した。

 ルシファー

「手間をかかせるな、ゆくぞ。」

 悪魔リン

「はい、ルシファー様」

 二人は満月を背に窓から漆黒の夜空へと飛びたって行った。

 大臣

「ジン様〜!ジン様〜!はぁ、はぁ、、コンコン。ふう。失礼します。」

 ジン

「ふぁ〜おはよう大臣。そんなに慌ててどうしたの?」

大臣

「ジン様落ち着いて聞いて下さい。リン様の行方が消えました。」

 ジンは真剣な表情になり、

 ジン

「なるほど、そう来たか、ルシファーの仕業だね?」

 大臣

「おそらく、ほぼ間違いないでしょう。」

 ジン

「分かった、とりあえず皆には伏せておいて。

 次にまた戦争を仕掛けてくるだろうから、慎重に対応しよう。」

 大臣

「ジン様、、、頼もしくなられて……ズビっ。

 心得ましてございます。かしこまりました。」

 大臣がジンの部屋を出ると、ジンは少し心配そうに窓の空を見上げて言った。

 ジン

「きっと上手くいく、、よね。」

 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

為政者の悪魔 まいTチャンネル @mai-015

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ