『らーめん怪獣シナチクラー現わる』

　『首相！　でました。らーめん怪獣シナチクラーが！』

　『むむ。このややこしい時期にか？』

　『対策を誤ると、我が国は滅亡します。』

　『やむを得ず。全省庁の職員を食べにゆかせろ！』

　『はっ！』

　中央省庁の全職員は、晴海埠頭に上陸したシナチクラーの作るらーめんを食べに行ったのである。

　大変な事態となったのだ。

　そうしなければ、シナチクラーは、また、暴れまわるに違いない。

　だが、地方の職員は、やってられなかった。

　『いつもだぜ。まったく。先日は、カレー怪獣ふくしんがー、だったよな。』

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