十日目

『只今より地球に対して攻撃を行なう』

 

文言が表示されたのち、宇宙船と思しき船団からおびただしい数のミサイルが地上に向けて発射された。

 

その半数は空中で爆発した。

 

残りの半数は地上に着弾して爆発した。

 

 

マザーコンピューターが警告を発した。

 

モニターには窒素濃度が表示されていた。

 

78%……83%、数字はどんどん大きくなっていった。 

 

窒素濃度が97%まで高まった時、ようやく攻撃がやんだ。

 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る