第3話 うびぞおさんの絵の魅力
X上での企画で【500字で感想を書く】というのをやっており
FFのうびぞおさんhttps://kakuyomu.jp/users/ubiubiubiの
描かれているイラストについて感想を書かせていただきました。
●視線の語る物語。
うびぞおさんのイラストを見て 一番に思うことは キャラクター達は 物語の中にいるということ。
カメラ目線になってるイラストが少ないのです(特に2人以上描かれている作品)。
彼女達は ちゃんと作品世界に居て 作中での役割を果たしている最中なんだろうと思うのです。
物語の中の『ここの場面』という劇的なイラストじゃ決して無いんだけれど 彼女達の物語の一部分なんだと感じます。
それは うびぞおさんが お好きな映画の画面に似ているのかな?って思ったりもします。
映画のスチルのように 物語の一場面を切り取って描いてらっしゃる感覚なんでしょうか。
なので『紺あき』に頂いたファンアートを見ると いつも困惑してしまいます。
このイラストの亜樹と紺野さんは〈明らかにカメラ目線〉。
他の作品に無い 鑑賞者との対話を要求してる視線。
しかも 2人とも半裸。
もちろん 作中に そんな場面は無いのです。
亜樹の こちらを咎めるような鋭い視線。
紺野さんの こちらを見ながらも〈亜樹が守ってくれる〉との確信を持った安心した目付き。
2人の関係性を見事に表現して下さった素晴らしいイラスト。
ただ この2人を見てる自分は誰なんだ?って 思わされる作品なのです。
毎日のように 見返す作品ですが その度に ちょっとドキドキしてしまいます。
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