びすとるまっくふぁいあ

エリー.ファー

びすとるまっくふぁいあ

「あなたの運勢を占ってあげましょう」

「今から行こうとしているコンサートがあるんですけど、これ、まともなやつですか。ボーカルが、ダンサーに運ばれたりするらしいんですけど、ちゃんと感動できますかね。声出して笑っちゃわないですかね」


「あなたの運勢を占ってあげましょう」

「野球部とサッカー部ならどっちに入部した方がいいですかね」


「あなたの運勢を占ってあげましょう」

「数学と国語、どっちの勉強をした方がいいですかね、教えて下さい」


「あなたの運勢を占ってあげましょう」

「妻と浮気相手だったら、どっちの機嫌を取った方がいいですかね」


「あなたの運勢を占ってあげましょう」

「占って下さい。代わりに、私の心臓を捧げます」


「あなたの運勢を占ってあげましょう」

「代わりに夫の心臓を捧げます」


「あなたの運勢を占ってあげましょう」

「代わりに妻の心臓を捧げます」


「あなたの運勢を占ってあげましょう」

「代わりに教祖の心臓を捧げます」


「あなたの運勢を占ってあげましょう」

「代わりに教員の心臓を捧げます」


「あなたの運勢を占ってあげましょう」

「代わりに指揮者の心臓を捧げます」


「あなたの運勢を占ってあげましょう」

「代わりに演奏家の心臓を捧げます」


「あなたの運勢を占ってあげましょう」

「それよりも前に、借金を返してくれませんか」


「あなたの運勢を占ってあげましょう」

「いや、結構です。ただ、そこにあるベルを一回だけ鳴らしてくれませんか」


「あなたの運勢を占ってあげましょう」

「脳味噌で戦うタイプの敵に勝てるでしょうか」


「あなたの運勢を占ってあげましょう」

「はい、お願いします。もしかして、当たったら追加料金を払わなければならない、みたいなことないですよね」


「あなたの運勢を占ってあげましょう」

「いや、むしろ私が占ってあげましょう」


「あなたの運勢を占ってあげましょう」

「ここは、どこですか」


「あなたの運勢を占ってあげましょう」

「私は、誰ですか」


「あなたの運勢を占ってあげましょう」

「もしかして、私の体は、あなたの占いを欲しているのでしょうか。これが、占いクライシスなのでしょうか」


「あなたの運勢を占ってあげましょう」

「あの、すみません。もう一度、言ってくれませんか」


「あなたの運勢を占ってあげましょう」

「よく聞き取れなくて、すみません。ここ、高速道路が近くて、何を言っているのか分からないんです。お願いします。えぇと、あなたは占い師なんですか、それとも、このビルのオーナーさんなんですか」


「あなたの運勢を占ってあげましょう」

「みすぼらしい僕に未来なんてあるんでしょうか」


「あなたの運勢を占ってあげましょう」

「落ち込みやすいあたしに輝かしい未来なんて待ってるんでしょうか」


「あなたの運勢を占ってあげましょう」

「ここ、獣道ですよ。危ないですよ」


「あなたの運勢を占ってあげましょう」

「あの、お墓の近くで占いをするなんて、なんていうか、不謹慎な気がするんですよね」


「あなたの運勢を占ってあげましょう」

「もしかして、勘違いしてませんか。ここ、占い禁止区域ですよ」


「あなたの運勢を占ってあげましょう」

「はい、お願いします。でも、外れた時は、覚悟して下さいね」

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