第69話
八千流side
数分後ーー。
「ハイドー、ちゃんとバイク全部あったぁ」
「そうか、良かった」
数十人をアッという間にノしたやちとハイド。
やちはバイクが無事か車庫の中へ。
ハイドは男達を縄でグルグル巻きにしている。
え?
なんで縄なんてあるのかって?
“黒豹”の車庫よ?
なんでもありよ。
それこそ、こういう
やち達はそんなことしないけど。
竜に引き渡すためにね。
「竜に電話は?」
「まだだ」
「何をそんなに慌ててるの?」
「お前こそ何をそんなに落ち着いてる?一華が」
「ああ!!一華ちゃんね!!」
「まだこっちに来ないんだぞ?心配じゃねぇのかよ」
あらあら顔をそんなに歪ませたら、カッコいい顔が台無しよ?
「一華ちゃんならきっと大丈夫よ」
「なんでそう言える?」
「勘?」
「お前……」
呆れ顔。
失礼ね、やちの勘は当たるのよ?
きっと
「狐が守護してくれているから大丈夫」
「狐?」
「そう。小さな狐」
怒りんぼさんのおチビさん。
その実力は少し見ただけだけど確か。
きっと今頃、一華ちゃんと共闘して終わらせてると思う。
「……」
難しい顔をしていたハイドだけど
「あっ!!あの狐面かっ!!」
「ザッツライト!!」
「早く言えよ!!」
「ぐぇえっ!?」
「そんなにキツく縛ったら可哀想よ?」
「うるせぇ!!竜に電話しとけよ!!」
それだけ言うと走り出すハイド。
本当にうちの弟は心配性ね。
ヤレヤレとやちは弟を見送り、しゃがみこんだ。
縛っている男達と目線を合わせニッコリと微笑む。
「誰が首謀者?“黒豹”の車庫を狙うなんて」
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