第3話牢屋と美女と脱出法

「くそぉ!なんで俺はこんなに運が悪いんだ??元の世界ならもっと運がよかったはずなのにぃっ!」

 孝介は振り返る、今までのこと全てを、 、 、 、 、

俺、堺孝介は順風満帆な人生を歩んでいた、両親は二人とも公務員で貧乏にもならなかった。そして俺はもちろん素晴らしい?学生生活を送っていた、まぁ彼女に振られてからはネットサーフィンに没頭していたので最近は人と話していなかったが、それでもなかなかいい人生を送っていると思っていた。

だが、入学式の日、電車に乗った。この行動で今俺は窮地に立たされている。

「くそぉ、いったいどこに消えてしまったんだ俺の順風満帆な人生は!」

そんな風に俺が悔し涙を流していると、横にあるもう一つの独房から声がした。

?「ね、ねぇ、そこにだれかいるの?」

聞こえてきた声は、ネットで見たどう見ても猫かぶってるだろ!!と思う女と同じような猫なで声だった。うっわ、絶対こいつ関わったら後悔する人種だ、 、そう思いながらも、もしかしたら脱出するカギになるかもしれないと思い、声をかけてみることにした。

「えっと、ここに一人仲間だと思ってたやつらに裏切られて独房に入れられた奴がいますが何か?」

?「あ、 、なんというか大変だったんですね。でもいてくれてよかった!私一人だと、少し寂しかったのでうれしいです!」

「えっと、あなたは?」

シミラー「私の名前はシミラーといいます!えっと、もしよければあなたの名前を教えてくれませんか?」

聞こえてきた声には先ほどよりも少し興奮が混じっていた。どうやら嬉しいのは本当のようだ。

「え、えっと俺の名前は堺孝介だ。よろしくな!」

そうして孝介は久しぶりの女子に緊張しながらも久しぶりの女子との会話に胸を弾ませるのだった。


シミリー「サカイコウスケ?珍しい名前ですね!もしかして東の国の出身ですか??

ううん?そうなるとあなたは犯罪を犯したわけじゃなく、東の国への人質としてとらえらえたということですか、 、 、 、なんというか、本当に大変だったんですね」

シミリーはそう言いながら慰めてきた。その言葉には少し哀愁の気持ちが入っているように見えた

「そうなんだよっ!もう俺運悪すぎだろぉ、 、ま、まさか一生独房暮らしっていうことはないよな??」

シミリー「ふふっ、 、そんなことよりも顔を見て話したいですね。どこかに穴とか空いていないんでしょうか、 、」

「おい!答えろよ!なんではぐらかすの?ねぇ、え?マジで一生独房生活になるの?え、嫌なんだけど!え、マジなの??」

シミリー「ふふふっ、あ!ここ穴空いてますよ!見えますか?おーいこっちですよぉ

「ああ、はいはい答えないのねつまり抜け出さなきゃ一生独房暮らしと、ていうか穴以外とでけぇ、ここの防犯システムどうなってんだよ」

孝介はここに来るまでに色々なことがあり、精神が吹っ切れていた。だからこそ何が来てもいいようにどっしりと構えながら穴の向こうを見た。そこに映っていたのは白髪の美人な女性だった。

シミリー「顔を見ながら話すのはやっぱりいいですね。こう安心感があります」

端正な顔立ち、大きさのそろった白い大きな瞳、髪はツインテールにして結ばれておりとても可愛い。

「..............異世界にきて初めて来てよかったって思えたよ。ありがとう!ほんっとうにありがとう。 、 、 、それはそれとしてここから抜けだす方法知らない?」

シミリー「えっと、何を言ってるのか分からないけど抜け出すなら独房のカギを盗み出すか、今持ってるものでどうにかして壁を壊すか、この二つだね。まぁ他にも策はあるけどちょっとね。」

「なんでそんなに乗り気なんだ?そういえば、捕まった理由を聞いてなかったな。お前はどうして捕まったんだ?」

シミリー「まぁまぁそこらへんは置いておいてさ、どうしようk」

シミリーが話題をそらしながら話を続けようとした時、突如シミリーのほうの鉄格子とは反対の壁が音を出しながら壊された。白い煙が立ち込める中、そこにいたのは、ゴブリンだった。

そんな光景に思わず立ち尽くしていると、シミリーの雰囲気が変わった

シミリー「何してんだこのくそゴブリンがあァ!せっかく馬鹿な男を釣れたってのに邪魔しやがって、まぁいいか、脱獄はこれでできるしな!まぁとりあえずどけこのくそゴブリンどもがァ!」

そう言いながら目の前で突如としてゴブリン4体VSシミリーの戦いが始まった。

「ああ、家に帰りたい、 、 、」

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