第2話
「…え!?」
撃たれたよな…夢…?いや…
撃たれたのは現実だ…と思う
いや、どうしてそう思う?
銃声を聞いた瞬間
目の前の景色は仄暗い洞窟に変わっていた。
「ここ…どこだよ…」
その時
背後でカタッと物音がして
俺は恐る恐る振り向いた。
「…に…人形…?」
薄汚れた洋装の市松人形が壁際に倒れている
「何でこんなところに?!」
恐怖で体が震えだした俺は
体が金縛りにあった様に
ただその市松人形を凝視していた。
何なんだ…
一体何なんだよ…これは…
みんなは何処に居るんだ。
此処は何処だよ。
「カゴ…ノ…中…」
「!!!!?」
「カゴ…ノ…中…」
喉が締め付けられるほどの恐怖が俺を襲った。
「に…人形が…喋った!?」
「カゴ…ノ…中!デラレ…イ…デラ…レ…ナイ」
「出られないってなんだよ!籠の中って!?」
「カゴノナカ…カゴノナカ…」
繰返し何度も同じ事を言っていたかと思えば、市松人形はカタカタと勝手に動き出した。
「やめろ…来るな!来るな来るな来るな!来るなーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」
喉の奥から搾り出すような声で叫んだ俺の肩を
誰かが掴んだ。
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