3-6 悪党に慈悲は無い

 私はガリレオさんと共に、浮遊しながらゆっくり降下しながらも変身し、某マッチョ退役軍人に変身しながらそのキャラのスキルを発動する、因みにキャラにより固有スキルが有り今使ってる、イメージがいで変身設定された野性味を帯び接近戦やトラップが得意で、重火器や兵器類や戦闘機も扱える特殊部隊仕様キャラだが、ステルス能力も有り潜入任務向きなキャラだ。

 

 私のスキルにワープ能力が在るが、白鯨に帰る時に使おう…………たぶん慣れないと事故る気がする。

 

「ガリレオさんには、広範囲の悪党を鎮圧をお願いするよ、眠らせての方向で」

「悪党を眠らせるのか? …………、普通ならサッサとった方が、悪党を早く鎮圧出来ると思うが………」

 

 私は死体とか基本見たくない、死体を見る時は葬式とかで良い…………滅多に葬式無いし、でも年齢的に葬式が増え始める年齢前ではあった、若返る前ならね。

 

 こうして作戦は開始された、ガリレオさんが先ず先手で森にうろつく盗賊達を眠らせて、寝た盗賊をガリレオさんが拘束する魔法で身動きを封じ、更に森の小高い岩の崖に、簡易的木のなやぐらの見張り台に、木のバリケード壁に更に拠点らしきの洞窟。


 洞窟を調べると、何ヵ所か部屋が在り更に青い点は一般人の被害者が何人かと、赤い点に囲まれた被害者のマーカーが、調査を終え現れた洞窟の内部を浮き出す。

 この洞窟の拠点にするのは、犯罪ギルドの一つ闇組織ダークスコーピオンの盗賊組織の一つらしい。


「この頃聞く名の、犯罪ギルドの組織の一つだなシロウ」

「野放しにするなよ、だがお宝は沢山あるみたいだよ」


 洞窟の隠し部屋と、盗賊が四人で見張る場所の数人が捕まってるらしき場所の先に、宝の反応らしき黄色のマーカーが点滅してる。


「黄色のマーカーは、盗賊のお宝が在るらしいよ、ガリレオさん」


 それを聞いて目を光らせるガリレオさん、さて次は私の出番だ…………簡単な侵入ならこの姿のままだが、被害者の救出なら逆に侵入しなくても自分自身がオトリに成って、盗賊を引き摺り出せば早いので一回変身を解除する。


「・・・・・何か前よりも、シロウ痩せてないか?」

「・・・・・まさか、痩せる程動いて無い気がするよ、気のせいだよガリレオさん」

「・・・・・・・そうか?」


 何か納得してないガリレオさん、そんなどうでも良い事はさて置き、何故か隠し部屋に一人反応があるが死体では点滅反応はしないし、何かしらの理由で隠れれた人物かも知れないと、私は何となく思っていた。


 そして私は周囲の警戒しつつ、変身をしインベントリから四連装ミサイルランチャーを取り出し、身長が何時も以上に高い視野は新鮮だ…………ガリレオさんが更に背が低く見える。


「・・・・・・」


 ガリレオさんが何か、私の変身した姿に興味津々の様だが、一番は担いだショットガンと弾薬がインベントリに入った、無制限ゴム弾の機銃だろうな………機銃は見た目ゴツい大型重火器だし。


 そして射程距離圏内に移動し、ガリレオさんの魔法効果範囲外だった敵の掃討そうとうを始める。

 グレネードロケットランチャーの、後方の蓋を開けシリンダーを伸ばし、敵地頭上に向け背後にガリレオさんが居ないのを確認後、トリガーを引き発射する。


「!?」


 轟音とバックブラスト放ち発射したグレネードロケットは、敵地頭上で炸裂し催涙ミストの煙の霧に包まれながら、目から大量の涙を流し眠り耐性の無い敵から眠り、眠り耐性が強い相手は吸ったミストにより麻痺して、身体の自由を奪い動けなく成る。


 櫓に居た見張り数人は、真っ先に眠り倒れてたが轟音に慌てて出て来たバカは、状況確認に来て直ぐにミストを吸い倒れて行く、ミストが収まったタイミングを見計らいながらガリレオさんには、掃討後の救出する一般人の確保とお宝の回収を任せた、まあ持ち主が居れば返すが不明な場合はお宝として、別報酬に成るがたまに税金が発生する事案も在るらしい。


 主に高所得の賞金稼ぎとか、盗賊狩りの賞金稼ぎや傭兵とガリレオさんみたいな貴族だが、冒険者もする者も国次第だが納税が課せられるらしい。


「なら我輩は、静かに成ってから動こう…………いちいち馬鹿を相手に、魔法を撃つのも面倒だからな」


 こうして霧が晴れるのを待ち、蹴りで木の柵の門扉を蹴り破り突入すると、特殊スキルにより引き寄せられたのかは不明だが、私の変身した姿を見て一瞬たじろぐが何故か、ナイフを抜き放ち襲い来る…………馬鹿なのかな?


「馬鹿な奴らだな」

「死ねや!」

「ぶっ殺してやる!」

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」


 何か一人奇声を上げ、特攻の様に捨て身で来るがショットガンをリロードし、軽く先に捨て身の馬鹿の腹目掛け放つ。


 トリガーを引くと共に、砲身から轟音が響くと催眠ゴム弾がジャイロ回転しながら向かい、瞬時に特攻盗賊の腹に命中し弾丸の威力に身体をくの字に成り、泡を吹き吹きながら吹き飛び催眠と威力により気絶し倒れる特攻盗賊、それを見て一瞬二人の盗賊がひるむが特殊スキルにより、怯みより敵を倒すが優先された様だ。


 リロードしながら前進し、直線的過ぎる敵を制圧する…………だが再び洞窟から現れる敵は、何故か魔法を使わずにナイフや剣を抜き放ち突撃する、再びリロードしながら轟音をとどろかせ、三人の馬鹿に強烈なゴム弾の痛みと睡魔が襲い掛かる。


「グッ!」


 バタ


「この……………俺様が……何も出来ないまま………クッ! 」


 バタ


「イテェェェ!!」


 のたうち回ってたが、最後はピクピクして痙攣しながら眠った、そして数十人の総員で大柄な男三人と虚ろな目をした四人と、何か苛立ちを隠せない何か臭いゴツい奴等が登場、ショットガンをインベントリに放り込み機関銃を構える。


「殺れ、生きて帰すな野郎共」

「オウよ」

「楽しみの邪魔しやがって」

「俺なんて、まだ三発しか出して無いぜ」


 最後のは臭い理由が分かった気がした、剣を抜き放ち大剣を抜き放ちモーニングスターをブン回すが距離を保てば、どんな攻撃だろうと当たらなければ死ぬ事はない。


「オラァァァァ!!」

「死ねヤァァァァァァ!!」


 私は迷わずトリガーを引く、殺しはしないが命を狙う以上反撃はするし、スキルの影響だろうが命を狙う悪党に慈悲じひは無い。


「弾に当たって、寝てやがれ!」


 ダンディーキャラボイスと共に、私はトリガーを引き怒涛に放たれる弾丸式のゴム弾、無尽蔵むじんぞうに放たれるゴム弾は無慈悲の雨あられに、盗賊の身体に着弾と共に吹き飛ばし地面に這いつくばらせる、倒れた仲間を盾にしようとするが意味がない、盾にする前にゴム弾の雨が無慈悲に肉体に突き当たり吹き飛ばすからだ。


「グオッ!」

「ばか…………な!?」

「グゲッ!?」

「このオレ…………グゲッ!?」


 砂埃が立ち上がるが関係なく、満遍まんべんなく機関銃を撃ち何か快感を感じながら、暫く撃ち放ってた……………静圧は以外に早く終わって居た、砂埃が落ち着き敵反応が収まり、眠りながら気絶する盗賊を尻目に早く駆逐出来たので、ガリレオさんを手を振り合図し変身を解き、ガリレオさんにあとは任せた。


「じゃあ盗賊拘束と、反対側の様救助者宜しく」

「そっちの方も、確認終わったら来てくれよシロウ」


 私は隠し部屋と、盗賊に襲われてた人物が居る場所に向け、洞窟にしては広い通路の松明灯りの洞窟の中に入り、大人が数人団体で進める通路を進み更に二股路の左を進み、広い部屋がある場所を通過する時に血の痕らしきシミを見る、更に奥に死体を捨てる穴が在りその穴から回収したのが、インベントリに入った死体かも知れない。


 更に奥に向かい、吐き気がする程悪臭なイカ臭い臭いが漂う、そして辿り着いた先には鎖に繋がれた銀髪の女性が一人、残酷にも汚い汁まみれで手足を拘束されながら居たが、目には生気はなく虚ろな目で何かを見てる様だ。


 鎖を破壊し水魔法で身体の汁を洗い流し、一応この場所にマーカーをしてからタオルで身体を巻き、抱っこして動かない女性を連れ撫子が居るだろポイントをイメージし、ワームホール移動を使い移動したらやはり居た撫子達。


「マスターお帰り………………」

「マスターおか……………………」

「マスター、おかえりな……………」


 何故に微妙な所で目の色変え、変態を見る目に成るんだ撫子達よ。


「すまないが撫子達、この女性の看病と風呂を頼む、ひどい目に遭ってた被害者だ」


 何か分からないが、まだ冷めた目で見て来るが、女性を担架を担いで来たアンナと共に撫子は一人を残し去って行った、何故か冷たい眼差しなままで私を見ながら説明を聞き、私の拠点の一室の部屋を使う様に頼んだ。


「・・・・・本当に人助けですよね? マスター」

「精神が壊れる程の事をする程、私は鬼畜ではないぞ撫子」

「まあ後は私達で対応しますわ、マスターはまだ用事があるのですよね?」


 確かにまだ何人も救助者は居る、撫子にそれも説明し簡単な弱った身体でも出来る食事と、温かいハーブティかお茶の用意を撫子βに任せ私は再びマーカー地点に、ワームホール移動を使い移動は問題なく安全性を確認が出来た、次はぶっつけ本番は避けよう…………危ない橋を渡る程、私は自信家ではないからね…………今回はたまたま安全に、使えただけに過ぎない。


 他もまだ使ってないし、メニューの環境設定も確認しないと分からないしな、それよりも隠し部屋に居る人物の場所に向かう、盗賊のボスらしき寝床の部屋の木箱をインベントリに入れ、隠し通路に入り薄暗い通路を歩きながらまた木箱が置かれた場所に、小柄な人が一人入れる隙間の木箱の向こうに隠し部屋が在る。


 息を潜めてるのか、何も音も気配もしないが一応声を掛ける。


「盗賊は倒した、もう安全だぞ……………」


 だが返事はない、まあお宝が在るみたいだし木箱を再び回収して、大男が一人歩ける横穴に入り暫くすると金貨や木箱の山に、宝石をあしらった剣や絵画やそして私を見て、安堵しながら木箱の後ろから姿を出す、一人のが居た。


「・・・・・・君は?」


 どう見てもこの世界の住人には見えない、その日本の女子高生らしきプラチナブロンドの長い髪と、ジトタレ目なダークパープルな虚ろな瞳はやや眠そうだ。

 服装はどう見ても現代日本の様な、ベージュ色のベレー帽に学校の校章入りブレザー制服に、赤茶色系のスカート姿の少女はゆっくり歩き来て言う。


「此処は何処ですか?」


 警戒しながら日本語で聞く少女に、私は告げる。


「異世界だよ、私達地球とは違う世界の」

「・・・・・・・ほぇ?」


 少女は暫く考えてから言う。


「中二病ですか?」

「違うよ、まあ拠点にしてる場所に行けば分かるよ」

「・・・・・地面に落ちた以外分からないけど、そう言う設定かな?」


 設定とは何かは聞かないが、地面に落ちたは気になるので後で詳しく話を聞いて、帰れそうな県なら車で送り遠ければ交通費を出そう、私が遠くまで行ける程まだ余裕は無い、まだ王様やらガリレオさんのお兄さんやらに挨拶をしてないし。


 それに天ぷらでガリレオさんのお兄さんに、おもてなしして店舗予定の場所を貰えた礼はしないと、まあまだ喫茶店にするか昼と夜だけの飲食店にするかはまだ決まってない。

 それに食材を確保に、王様に挨拶ついでに期間と猶予を貰いに行かないと、異世界の鯨肉らしきモンスターの高級食材は、はっきり言ってアレはこの世界でも入手出来るか不明だ。


 因みに一応モンスターだが、あの地球の白亜紀前の海の鯨最強のリヴァイアサンを、モンスターにした海王モンスターの肉らしいが、鯨肉の様に食べやすい大きさに切り片栗粉を付け、下味に生姜や醤油の味付けもしてるよ。


 170℃と180℃の二度揚げし、鯨の竜田揚げ成らぬモンスター竜田揚げを完成させたが、一口噛み締めると広がる肉汁と旨味に、鯨肉よりも柔らかくジューシーな食感だ。


「さて先にお宝を回収してと」

「?」


 インベントリにいつの間にか回収されてた、まあ良いけどインベントリの中で何かとは言わないが、愚痴を言ってそうな気がする…………後で和菓子でも渡しとくかね。


「アレ? いつの間にか、見た事ない金貨とか無くなってる」

「インベントリに入ってるからね」

「・・・・・本当に異世界みたいだね……………」


 淡々とダウナー気味に言う少女、一応名前を名乗っておく。


「まだ挨拶してなかったね、私の名は猫街史郎だ宜しく」


 少女も、淡々と礼儀正しく挨拶をする。


「私は諏訪すわ伊織いおりです、暫くお世話になります」


 私は諏訪さんの手を握り、もう一度白鯨に戻り撫子に会わせると、何故か異世界だと納得された…………せない。


「マスター、お客様をお風呂に案内しますね」

「頼んだ」

「・・・・・・・」


 諏訪さんが不思議そうな顔で、私に言う。


「そう言うプレイ?」

「何がとは言わないが、撫子は人間でも亜人でもないぞ…………食事は出来るし風呂も入るが、生物ではないな」

「そうですね、マスターに造られたマスターをサポートする存在ですね」

「・・・・・そうなんだ」


 いまいち信じてない顔の諏訪さんだが、それよりもガリレオさんに合流して他の救助もしないとね。


「では任せた、撫子β」

「はい、マスター」


 私は再びマーカー地点に戻り、二股の右に向かい行くがまだガリレオさんが到着してなかったらしく、途中で盗賊の食料や酒や武器を回収しながら捕まってる一般人の居る、何か頑丈な鉄格子の牢に木の簡易的な扉が二つ、先に嫌な予感がした一つ目の扉を開けると、奴隷の様に鉄鎖の手錠をされ三角木馬に乗せられた女性を助け、他にも居たが生きてるがもう廃人の様に虚ろな目で、何かの副作用の様に人形の様に佇む。


 再び五人を魔法の水で洗い流し、今度はシャロの居る辺りにワームホール移動し、五人の治療を頼んだ。


「・・・・・犯罪ではないですよね?」

「するかよ、犯罪者に捕まってた人だ、何か薬臭いし分析して解毒や治療を頼むよシャロ」

「・・・・・まあ、頼られるのは良いですが、タオルだけと言うのは…………少し配慮しては?」


 配慮とか言われてもな、裸で連れて来るよりはマシと思うよ、服とかサイズ分からないし分かってもそれは特殊だな、私は一般人だから見た目では服選びとか無理だから、大きいタオルで巻いて連れて来る以外無理だよ、意識無いに等しい人間を抱っこしてのピストン輸送はキツいよ。


 こうして五人をシャロと、ゴーレムマネキン達に任せ最後の牢屋に居たまた日本人らしき少女を助けた、ミディアムハーフアップの淡い白髪系の茶髪に、ダークブルーサファイアの様な綺麗な瞳、腕に校章入りの白のブラウスセーラー服姿をし、怯えた顔をするがふと手の甲にを見ると、何かの目印の様なマーキングされてた。


 容姿は何か今時な白ギャルぽいが、なんとなく小動物の様な雰囲気を醸し出す、一応その少女に挨拶をする。


「私は猫街史郎、君を助けに来た」

「・・・・言葉がやっと分かる、私助かったんだ…………自己紹介がまだですね、私の名は竹井たけい悠姫ゆうひです」


 そしてこの竹井さんに、一応此処に居る経緯の話を聞くと、学校に向かってる途中で地面が黒い光を放ち、行きなり穴に落ちる様に来た場所で黒のフードをした男と、どう見ても外国人の言葉が通じない三人組に捕まり、この牢屋に放り込まれたらしい。


 一応いつ頃来たかは分からないし、来て直ぐに入れ替わる様に服を一人裸に剥かれ連れ去って行かれ、食事は出されたけど分からない木のお椀の食事には手を出さず、木箱の置かれた壁の近くは排泄物の穴が有ったので、隠れる事も出来なかったらしい。


 私が来る何時間前か、最後の一人が悲鳴を上げながら連れて行かれた以降、四人の見張りと木の扉の向こうで聞こえる悲鳴に、怯えながら耐えてたらしい。


「猫街さん、私は国に帰れるのでしょうか?」


 不安そうに言うが、私に聞かれても困るし何か微妙に今時とは少し違う、女子高生らしき雰囲気を感じない………。

 何だろうこの違和感は、確かにさっきの諏訪さんも少し違和感を感じる事はあったが、この違和感は何故思うのだろうか?


 私は竹井さんを連れ、最後の扉を開き金貨と高そうな壺等を回収し、驚きの顔をする竹井さんを連れ今度は自分の拠点に戻り、私に気付いた撫子に再び任せ私は次にワープを使い白鯨下に居る、ガリレオさんに合流に向かうと、此れから盗賊のアジトの洞窟に入る所だった。


「おーい、ガリレオさん」

「・・・・・シロウが上から、て事はもう中のお宝は無さそうだな」


 ガリレオさんが何か言ってるが、それよりもだこの盗賊達をどうするかを話し合う事にした、ガリレオさんに合流し話をすると。


「普通にウィールデンの、冒険者ギルドに突き出すか国の駐屯地に渡して、賞金を貰うだけだぞシロウ」

「なら任せたよ、私はまだ冒険者になっていし、ガリレオさんなら大賢者の顔パスで、あっさり何とか成るだろうし」

「まあ、我輩ならその程度造作ぞうさもないが」


 一応ガリレオさんのやる気を上げる為に、食事の話をする。


「今日は、白身魚の揚げ物の料理を用意しとくよ」

「何!? シロウの世界の料理だと!!」


 まあ本来なら師匠達と、どんちゃん騒ぎしてる中にガリレオさんが居たはずだが、ガリレオさんを忘れてて呼びに行かなかったとは、今も言えずに居るしそれを思い出したのはつい最近だ。


 喜び急ぐガリレオさんは、盗賊を一ヵ所に集め何か呪文を唱えてから全員連れて去って行った、証拠の被害者死体を一緒に連れて行って貰った、何か嫌そうな顔をしてたが遺族に遺体の引き渡しも必要だ。


 こうしてウィールデンの近くに居た、盗賊の一団が減り少し治安が良く成ったが、命を奪われた個人行商人や行方不明に成ってた冒険者は、後に一部の遺族が路頭に迷う事に成る。

 行方不明だった冒険者には、子供が居る冒険者パーティーも存在し、比較的安全で稼げるダンジョンの一つに向かう最中だったらしい。


 まあ比較的に安全なのは、十階層位までの植物系野菜モンスターらしい、何故に農業も在るのにダンジョンから野菜モンスターを倒すかと言われれば、季節に関係無く現れるモンスターに成った野菜を狩る為らしい。


 因みに一番人気は、レタスやキャベツらしい…………需要が高い野菜モンスターで、二週間は鮮度と旨味と普通の野菜より栄養価が高いらしい。

 因みにジャガイモは、不作に成るとこのダンジョンの需要が高く成り、二十階層まで行きジャガ丸キングと言う、モンスターボスと戦う人が増えるらしいよ。

 因みにこの世界でのジャガイモの呼び方は、ダンシャクの実やポテトかバレンショと、余り地球と変わらない感じだ。


 一応ジャガイモでも通じるが、主に通じるのはダンシャクの実かポテトらしい、まあ通訳されてるからジャガイモで言っても、問題は無いので気にしない。


 そしてまた異世界初日は、まだ先に延びて行くのだった。

 因みにガリレオさんが帰って来たのは、意外に遅くだが研究費をたんまり手に入ったと喜んでた。


「我輩の研究費はホカホカだ、だが先ずは食事だなシロウ」

「分かってるよ、早く座りなよガリレオさん」

「・・・・・・・・」

「・・・・・・・・」


 ガリレオさんを見て、何か言いたそうな竹井さんと諏訪さん、まあ着ぐるみとかに見えるよねたぶん、鱚の天ぷらや収穫が安定期に入った茄子やピーマンやサツマイモ等を揚げ、皿に盛付けセルフで好きな天ぷらを食べる方式で、洗濯し風呂でさっぱりした二人と争う様に、ガリレオさんは鱚の天ぷらの争奪戦を開始したのだった。


 因みにワイン片手に、リヴァイアサンの竜田揚げを食べるアンナは、マイペースで争奪戦を眺めながら食事をしてたりする。

 こうして未だに、異世界一日目は過ぎないのだった。


 次回に続く。


 ・竹井悠姫 


 平行異世界の地球から、他の次元の禁術召喚を使われ召喚された十七歳の女子高生であり、現代日本での地域で表すと四国付近の地域出身に成るが、アメリカと中国には占領されなかったが、元同盟国のイギリス統治下数十年に成った異世界の平行世界線の日本人、イギリス統治下だった為主なスポーツがサッカーに成った。


 イギリス統治下と言っても、戦後のアメリカ統治下とは違い紳士的な振る舞いだった為、アメリカ統治下程酷い事には成ってない日本、核による攻撃を容認しなかったイギリスの発言により、戦勝国のアメリカだが国内世論やソ連と密約が露見し、アメリカが違う歴史を辿り同盟国のオーストラリアや、カナダからも国交を絶たれた悲惨な歴史を辿るアメリカ。


 因みに先にアメリカがベルリンに、核を落とした世界線でありついでにソ連は実験中の核実験お披露目に、スターリンが実験失敗に巻き込まれソ連が意外に早く、社会主義が崩壊した世界線。


 アメリカが後先考えず、ベルリンに核を落とした為一部ヨーロッパに核汚染が問題に成り、しかも他にもやらかしが発覚しアメリカ国内のアインシュタイン博士達を、激怒させる原因を起こした世界線でもある。


 因みに竹井悠姫は、この世界の普通の日本人ではないなが、外国人とのハーフでも無いけど、他の平行異世界から迷い来た日本人との子孫である。


 平均的な体型だが、一部育たなかった以外は普通の女子高生である、夢は保育士や教育者を目指す為に日々努力をしていた、もしも異世界に召喚されなければ、夢は叶い数十年後子供と共に幸せに暮らす未来があった、因みに旦那は不明である。

 

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