二
??? side
そう、誰であろうとこの方「宇宙の世界」の創造神・ガイアウルノスその人であられせ……間違えました……あらせられます?、ですね、はい。
今ガイアウルノス……様は一度壊れかけた世界をどのように再建しようかとお悩み中なのです。
「これをこうしてっと……あ、やべ。なんかちょっと時空ゆがんだかも……ま、いっか!」
そしてこの人……
……ものっすんごいめんどくさがり屋&大雑把なのです。
最初のイメージが音を立てて崩れ落ちて深海に届くほど……
まぁ、神様としてそれはどうかと思いますが。
この方が作った世界は何故か中々に安定しやすいのです。
……それはそれはもう腹が立つほどに。
ようは世界つくりの天才……とでも言いましょうか。
今回は獣人と……あ、魔法もつけるみたいですね。
ガイアウルノス、様……が最初に力試し程度にと作ったのは恐竜という生き物がいた世界。
これは「宇宙の世界」の地球……とやらの星に作ったものですね。でも宇宙から巨大な隕石が落ちてきて全員滅んだためボツに。
さすがの創造神様でも自然の
……あれ……でもさっきちらっと
え? なんですか? そこは気にしないで?
……隕石どかすのめんどくさかったんですね?
……はぁ……
まぁ、いいです。
……で、
その後にも色々と何個か違う世界を創ってみて、
そのあとに作ったのが
でも人間とやらはちらっと目を離した(寝てた)スキに結局自滅してて救いようもなかった、というわけらしいですね。
……てか寝てたんですね?
何してるんですかホント……
救いようもないのは貴方もじゃないですか……
「んー……さっきも言った通り自然の理に反することはあまりよろしくないからね……あんまし土地とか変えたくないんだけど……
ってかホント君痛いところを的確についてくるよね……
「はいもちろん」なんで???
……まぁいいよ。
……でもねぇ、さすがに日本……これじゃあかわいそうだよね……よしっ!
じゃあ日本には
多分これなら文句ないはずっ……!
まぁ、ちょっと余計なものがついてしまったけれど……そこはしょうがないよね☆
其処らへんは人間達……じゃなくて獣人達が何とかしてくれるでしょう。
というか何とかしてほしいね。
さすがにこれくらいは自分たちでなんとかしてもらわないと……
あ、あと
人間は浮気だとか不倫だとか最低なことを平気でするような奴が多かったからな。
俺は不切実な奴が嫌いなんだ」
案外まともな神様だったみたいです。
「案外は余計だ、案外は!」
かくして、今、また新たな歴史が紡がれようとしているのでした。
ただ、面白いことにやはり人間の血が混じっているからか似ていないようでとても似ている(とくに文化が)世界になったんだそうで……
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