チャタレイ夫人の恋人【感想と考察】

風雅ありす

映画『チャタレイ夫人の恋人』(2022)を見て

 先日、カク友さまから教えて頂き、表題の映画を観ました。


 第一次世界大戦の時代で、身分の格差と男女の愛がテーマと見受けました。


 冒頭の雰囲気から一気にストーリーへ惹き込まれて、そこから主人公のコニーが苦悩し傷つきながら、やがて森番の男と恋に落ちていく――最後まで心を惹きつけて離さない物語でした。


 こちらの作品は、これまで何度も映画化されており、私が見たのは、最新の2022年版です。そのため、他の映画をご覧になられた方とは感想が異なるやもしれません(そちらは未視聴ですのでご了承願います)。


 原作は、1928年に発表されたイギリスの小説家D・H・ローレンスの小説で、発表当時は、英国社会における身分制度を大胆に扱った猥褻文書と見なされ、内外で激しい論議の的となり、日本では伊藤整による翻訳本の出版に関して最高裁までいったという問題の作品でもあります(「チャタレー事件」というらしい)。


 卑猥文書という言葉だけを聞くと、なんだかとてつもなく卑猥な妄想を掻き立ててくれますが、当時の身分の格差を批判するような姿勢が「卑猥だ」と呼ばれるようになったのだと思います。


 いや確かにこの作品は、男女の絡むシーンが多々あるため、勘違いされてもおかしくはない。


 でも、これくらいのベッドシーンなら、海外映画をよく観る方には違和感なく受け入れられると思います。


 あ、でもR18指定なので、18歳未満の方はご注意ください(笑)。


 私には、この映画を観て語りたいと思った点が三つあります。


 次話からは、それらについて語らせて頂きます。


 お付き合い頂けますと幸いです(*ᴗˬᴗ)

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