第4話 ユズリハの卒業任務
「暇つぶしだ。俺を呼び出そうとする程だ。ポテンシャルはあるはずだからな。ところで、志乃といったか。召喚術を扱う祓魔師をめざしているようだが、お前自身は戦えるのか?肉弾戦闘が出来ない召喚術師なぞ弱過ぎる。」
「一応、下級相手ならいけます…。」
「はっきり言って使い物にならんな。俺は優しくないが鍛えてやろう。氷宮とかいうおなごもそうだが、成長の余地があり過ぎる。人間の指導ではそこまで強くはなれんのか?おい、そこの指導者。」
俺に呼ばれた先生は反論する。
「ここはあくまで戦闘の基礎を学ぶところです。ここにいる生徒達は召喚術に適性を持っている子たちでして、召喚した邪と契約を結び絆を深めることを目的の1つにしています。いきなり戦闘をしても情報の有無で動きが変わります。」
「それはそうだな。だが命の危険を感じるような鍛錬もまた情報の獲得に繋がると俺は考えるが、それでは不服か?」
「彼らはまだハンターですらありません。ハンターになるための基礎をここで積んでいるのです。確かに現場経験は必要でしょう。それは私も分かっております。ですが、まずは邪に関する知識を増やしていく事が私の教え方ですので、戦闘でもそのはずです。体の動かし方も知らぬ素人に達人と闘えと言われても一撃で一蹴されるのがオチです。ですから志乃さんにはまだ現場は早いです。」
しっかりとした考えを持っているようだな。この指導者、実力こそ二級程度ではあるが確固たる意思を持っているのは好ましい限りだ。
「だが、俺が動けば使徒であろうと片手間に捻れてしまう。それでは志乃の成長には繋がらん。おのこもおなごも関係なく肉体を鍛えるべきだろう。そうだな…、指導時間の後ならば時間があるだろう。その時に行うとしよう。それならば異論は無いだろう。」
「わ、分かりました。志乃さんもそれでよろしいですね?」
「は、はい!よろしくお願いします!」
授業が終わり、昼食の時間となった。志乃は普段から1人らしく周りには学友は居ない。学園の隅っこにあるベンチに座って弁当を食べ始める。
「これからどうなっちゃうのかな…。」
すると、後ろから何人かの足音が聞こえてきた。
「あれって…志乃ちゃんじゃん。どうしたのここで。」
「いつもここで飯食ってんの?寂しくね?いくらなんでも。」
「俺らと食べようぜ。」
「…!?」
志乃の前に居るのは同じ教室にいる3人の男の子だ。立脇という男の子とその取り巻きの2人だ。素行はそこまで悪くは無いが、手当り次第に女子に声を掛けている奴らだ。
「い…え、1人で…大丈夫です。」
「いやいや、さすがに1人はまずいでしょ。しかもここ本館の離れじゃん。何かあった時に駆けつけづらい場所だぞ?」
「じゃあ…なんでここに、来たんですか?」
すると、立脇達は黙る。
どうやらつけられていたようだ。
(助けてください!ルインさん!)
すると、志乃の座る椅子の横に黒いゲートが現れる。
「な、なんだ!?そのゲートは…!」
取り巻きの男の子が驚く。
ゲートの中から出てきたのは、目の部分だけくり抜かれた鬼の仮面をつけた男だ。
「このおなごに近づくのはやめてもらおうか。」
「いや、こんな離れに一人でいる方が危ないでしょ。もう少し人がいるところに行こうぜって言ってるだけなんだが。」
「ならばつける必要はなかろう。下心を丸で隠せておらん。あわよくばで考えていたのだろうが、相手が悪かったな。」
「ていうかあんた誰だよ。部外者は学園に入ってくんなよ。」
立脇は言う。
「志乃の手の甲を見て気づかんのか?」
そう言われ、立脇達は志乃の手の甲を見る。すると、紫色の紋章が見える。だが、3人の知っている契約紋と形が違うためか、反応に困っているようだ。
「それは俺が作り出した契約紋だ。」
3人はそれを聞いた途端、驚いて後ろに下がる。取り巻きの2人は驚きのあまり尻餅を着いた。立脇は驚きはしたが…。
「志乃ちゃん…まさか契約が成功でもしたのか…?」
「そうですよ…。」
「今までずっと契約できてなかったじゃないか!何かイカサマでもしたのか?」
「そうだそうだ!万年ビリの志乃に契約なんかできるわけが無い!何か細工があるはずだ!」
取り巻きが立脇の言葉に便乗する。
「【黙れ】」
3人は突然硬直した。体が一切動かなくなった。
「俺を差し置いて志乃に好き勝手言ってくれたな。こやつが召喚しようとしていた邪の階級が軒並み高いせいで現れなかっただけだ。俺を召喚しようとするほどだ。ポテンシャルは高い。貴様らは雑兵しか召喚できてなかったでは無いか。嫉妬だな、つまらん奴らだ。だが、ここで生かしておくと後々志乃に厄介事が降り注ぐからな。貴様らを処分する。θγΟомкбДК。」
すると、3人の体は石化を始める。体は硬直したまま動かず、声を出すこともできない。その状態の肉体が足元からどんどんと石に変わっていく。猛烈な痛みに苦しんでいるが、志乃の表情は変わらない。
志乃は、他者の死を前にしても狼狽えないか。これは鍛えがいがあるな。
そして3人の石化が完了した。涙を流していたが、一切関係ない。
「ЖЙИК」
石化した3人は粉々に砕け散った。後に残ったのは塵だけだ。その塵も風により吹き飛ばされていった。
「これで志乃を害する存在は消えた。学友を作るのは自身のペースで構わん。俺はそのサポートはしないが、今みたいな害悪の処分だけはやってやろう。あくまで俺が害悪と判断した場合に限るが。」
「ありがとう。それでさ…今日の放課後に練習するんだよね…。肉体強化の。」
「そうだな。召喚術師はただ召喚して戦わせるだけでは無い。俺が見てきた祓魔師は、みな肉体強化を使っていた。意識せずとも全身を強化できるまでに使い倒していたからな…。まぁそヤツらはみな葬ったが。」
「えっと…先生?師匠?」
「どっちでも構わん。志乃が強くなる事は俺にとっても志乃にとっても有益なのだからな。継戦能力は必要だ。」
「さっきさ…先生が居る時は軽く濁してたけど、何か目的ってあるの…?」
「今のお前には話せん。弱過ぎるからな。実力をつけてからだ。そうだな…最上級を単独で倒せるようになったら話してやろう。そのための鍛錬の指導はしてやる。学業の後で疲れるであろうが耐えてみよ。」
「分かった。」
ちょうどいいタイミングでチャイムが鳴る。
午後の授業が始まるようだ。
「それじゃあ教室に戻るね。また後で!」
「あぁ。」
ルインは教室へと走っていく志乃を見届ける。
近く、又は遠くからこちらを監視している存在が居ないことを確認し、ゲートを開いて中に入っていった。
■□■□■□■□■□■□■□■□■
「長らくお待たせしました!氷宮カレンだよ!」
‘‘待ってました!’’
‘‘待ってました!’’
‘‘SNSにトレンド入りしてたけど復活したようで何より!’’
「そう!そうなんだよ!私も確認したらトレンド1位になってて驚いちゃってさ!まさかそれで登録者が10万人くらい増えるとは思わなかったけど。それでね〜、今日はコラボ配信だよ!」
‘‘誰かな〜’’
‘‘ウメちゃんかな〜、最近コラボしてないし有り得るか?’’
‘‘ユズリハちゃんかもしれないぞ?’’
‘‘断然、シオンさん一択’’
「なんと!今日はユズリハちゃんでした!」
「皆さん!新人ハンターのユズリハです!カレン先輩の前ですが活躍していきます!」
「ユズリハちゃん!そんなに固くならなくていいよ〜。」
「で、でも!憧れのカレン先輩と一緒だから…。」
‘‘これは…’’
‘‘てぇてぇ…’’
‘‘ふぅ…’’
「リスナーのみんな〜?そんなこと言ってると干しちゃうよ〜?」
‘‘おっ、そうだな…’’
‘‘我々に任せてくださいよユズリハちゃん。’’
‘‘ところで今日はどんな配信を?’’
「言ってくれたねぇ、今日はユズリハちゃんの卒業任務だからねぇ。民家に出た中級を祓ってもらうんだよねぇ…。これがこなせたら1人で任務を出来るようになるからね。私は手伝わないよ〜。監督役ってやつだね!」
「初のソロ任務頑張る!」
‘‘気負わなくていいよユズリハちゃん!’’
‘‘これはワクワクが止まりませんな…。’’
‘‘祓われる邪には気の毒だけど弱くあれ〜’’
「では今から向かって行くよ〜。」
2人は依頼を受けた民家までやって来た。
すると、何故かハンターが何人か集まっていた。
「何かあったんですか?」
すると、声に気づいたのかそこに居たハンター達がこちらを向いた。
「一級だ…。」
「やっと解決できる…。」
何人かがカレンを見て安堵している。
「どうやら、家屋の中にいる邪が成長しつつあるんです。今はまだ中級の領域ですがこれ以上成長すると上級になりそうなんです。」
「たまにあるよね…。依頼の途中で成長していく邪って。」
「はい、最初は一人で行こうかと思っていたんですが、強くなっていく兆候が見られたので仲間を呼んだんです。」
「でもまぁ、今日は私が依頼を受けた訳じゃないんだよね。」
「え、それでは誰がここの邪を…。もしかして後ろの子ですか?」
「そうなんだよね、この子の卒業任務でここに来たの。」
「こ、こんにちは!三級のユズリハです!今日は私が担当します!よろしくお願いします!」
「一応今日は手出し無用でお願いしますね。この子の成長も兼ねてますので。」
「ま、まぁ良いですが、ユズリハさんは大丈夫ですか?」
「緊張はしてますけど、精一杯努力します!」
‘‘卒業任務頑張れ!’’
‘‘ユズリハちゃんの覚醒…見届けちゃうぞ…。’’
‘‘頑張れ!’’
「ところで、今回は憑依型?」
「我々が調べたところ、憑依型で間違いないと思います。中に人が残されていないのは確認済みです。」
「おっけー。じゃあユズリハちゃん、私は外で待ってるから。そして!今からはユズリハちゃん視点に切り替わるよ!みんな?準備はいいかな?」
‘‘いいとも!’’
‘‘良いとも!’’
‘‘ともとも!’’
視点がユズリハちゃんへと切り替わる。
「で、では入ります!」
「失礼します…。」
ユズリハは短剣を2本手に持つ。邪を祓う聖水がコーティングされた短剣であり、ユズリハはこれまでこの短剣で下級を何度も祓ってきた。
カレンとは戦闘スタイルが違い、近接型だ。
家の中は、黒いモヤが立ちこめている。
「2階かな…。」
‘‘やっぱり緊張するよね…’’
‘‘そりゃ卒業任務だし…’’
‘‘狭いから回避しづらいよね…’’
「ですです…。でもここで祓います。」
階段を一段一段上がっていく。
ギシ…ギシ…と音が鳴る。気配が強くなっていくのを肌で感じ取り、少し鳥肌が立つ。
2階に到着した。
「1番奥の部屋に居るはず…。」
1歩1歩、ゆっくりと進んでいく。扉の前に立つ。
ユズリハが扉を開け、素早く中に入る。
「え?」
入ると、かなり広い空間が顕になった。
家屋の大きさからはとても考えられない広さだ。
そして空間の奥には甲冑を着て、大剣と大盾を持った騎士が鎮座している。
この家の家主は甲冑や剣などを家に置いている人でたまに展示会などを開いているようだ。恐らく目の前にいる騎士が憑依した甲冑や剣、盾も展示されているやつだろうか。
「壊すのはまずいかも…?展示品だし…。」
‘‘依頼人曰く壊してもいいってカレンちゃん言ってなかった?’’
「それなら安心…。」
ユズリハは顔付きが変わる。
すると騎士はこちらへと歩き始めた。大盾を前に大剣を後ろ側にしている。
気配の大きさはもはや中級ではなく上級だ。先輩なら倒せるが、自身はまだ一度も上級を倒した事がない。それどころか中級もほとんどない。そんな自分に本当に倒せるかと不安が募る。だが、先輩に認められたい。その気持ちを胸に騎士へと突撃する。
すると、騎士の真後ろまで移動したユズリハが甲冑に切り込む。
‘‘速い!’’
‘‘え?今一瞬で騎士の後ろに行ってなかった?’’
‘‘ユズリハちゃんの得意技だね。’’
‘‘【後方転移】だっけ?’’
‘‘なんだそれ…?’’
‘‘確か距離は短いけど、相手の後ろまで転移できるんだよね…。近接型からしたら喉から手が出るほど欲しい術式だよね…。’’
‘‘ポラリスすげぇ…’’
騎士は背中に一撃をくらい、大剣をユズリハ目掛けて横凪にする。
見切っていたのか、ユズリハは大剣の上に飛び上がり、そのままもう一度【後方転移】を使う。
しかし、騎士は【後方転移】の特性に気づいたのか、転移が完了した瞬間を狙い、大剣を振り下ろす。
ユズリハは、短剣2本で大剣の攻撃を防ぐ。
「くっ…!!」
大剣をいなして、後ろに下がる。
「上級…強い…。でも、私もまだ術式はある。【隠密】」
すると、騎士目線からユズリハが消える。だが、そこで狼狽えず、待ちの構えを取る。先程の後方に転移する術式を逆手に取るようだ。
「残念、不正解。」
騎士は驚いた。眼前に迫るのはユズリハの持つ短剣だ。慌てて盾を構えるが遅かった。
頭の甲冑は斬られ、割れた。
「中身は骨だったんですね…。次は鎧も破壊します。【隠密】」
‘‘つよ…’’
‘‘これが三級て…’’
‘‘戦闘になると雰囲気が変わる子なんです。’’
騎士は焦り始める。待ちの構えを取っても必ずしも後方に来るとは限らない。逆に動き回れば相手がどこから狙って来るか分からない。
何度も盾で相手の短剣の攻撃を防いでいるが、徐々に威力が上がっている。
「これが私の術式ですよ。【絶剣】」
そして、ついに、大盾が壊れる。大剣を片手から両手に持ち替えるが、間に合わない。どんどん威力が上がっていく攻撃に剣が耐えきれていないようで、剣にもヒビが入り始める。
【絶剣】剣による攻撃が敵、または敵の持つ武具、防具に命中する度、威力が上がっていく。ただし、被弾すると効果がリセットされる。
【隠密】気配を周りに同化させる。
【後方転移】相手との距離が10m以内であれば任意のタイミングで相手の後方に転移する。ただし、【結界】が張られている場合は、転移が失敗する。
大剣も壊れ、スケルトンは一撃を食らう。鎧も一撃で破壊され、スケルトンの全体が顕になった。
腹の辺りに赤い核がみえる。
「【後方転移】」
核を短剣で斬り裂き壊す。するとスケルトンは塵になった。そして空間が解けたのか、元の部屋の広さまで戻った。
「解決です!」
‘‘おぉぉぉぉ!!!!’’
‘‘上級討伐!’’
‘‘これは大歓喜!’’
「多分、この邪は空間を広げる能力があったんだと思う。それで上級なのかもしれないです。空間の中から出ることは出来なかったのかもしれません。本体が中に居ないと機能しないからこそ、上級に留まったんだと思いました!」
ユズリハは意気揚々と家を出てきた。
そして、カレンの元まで走っていく。
「やりましたよ!先輩!」
「おめでとうユズリハちゃん!これで、卒業任務クリアだね!」
「はい!」
‘‘てぇてぇ…。’’
‘‘準二級になれるんじゃない?’’
‘‘確かに…上級を単独で倒せるなら二級になってもおかしくないんじゃ?’’
「二級になるにはあと2体くらい単独で倒せないとダメなんだよね。実績が足りないんだよね。ユズリハちゃんは今まで下級や中級ばっかりだったから。あくまで一体倒すだけで認められるのは零級だけなんだよね。」
「先輩!もっと頑張ります!」
「では配信を終わるよ!今日はユズリハちゃんの成長が感じられて私も嬉しかった〜!これからユズリハちゃんもソロ任務増えていくと思うけど頑張っていこうね!」
「はい!リスナーの皆さん!お疲れ様でした!」
‘‘お疲れ様〜!’’
‘‘おつかれぇ〜’’
‘‘おつおつ〜’’
と、配信を終わろうとした時、配信画面の左奥に黒いゲートが写った。
‘‘あれ…。なんかいる。’’
「え…。」
そこに居たのは、カレンを助けてくれた男だ。マントはしていないが、鬼の仮面をつけた紫色の瞳をした男がゲートから出てきたのだ。
近くにいたハンター達数名が警戒する。ユズリハも突然現れたその男を見て、警戒する。カレンの服を掴む力が強まる。
「おぉ、上級を祓ったか。ユズリハといったか、まぁ、上級の中でも限りなく中級に近いが、祓ったことには変わらん。モイストの配下を祓ったのだ。着実に奴の戦力を削げていってるな。」
「あの…、これを教えてくれたのはあなたですか…?」
「そうだな…。この家の家主を通じて依頼を通させた。お前達が成長していくのなら俺は一向に構わん。まだ死んでくれるなよ。今死なれてはつまらんからな。」
「モイスト…とは一体何者なんですか…。」
「石や骨を使うのが好きな阿呆者だ。愚かにも俺の領域に踏み込もうとした存在だ。俺が祓うのは容易い。だが、それではつまらん。氷宮よ、貴様が力をさらにつけてくれることを願っているぞ。」
そして、男はゲートを再度開いて中に入っていく。
「こ、こわかったです…。」
ユズリハが泣きそうになっている。それを慰めつつ、配信を終わらせた。
読者の諸君、ルインだ。一月もの間、投稿が空いたことを詫びよう。モチベーションが湧いてなかったが故に手をつけれなかった。
それで、今回は術式について説明しよう。
まず、術式といっても非常に多くの種類が存在する。人間や邪が己の内に持つ魂の強さに呼応するように発現する能力、それが術式だ。
魂が弱くとも術式を持つ者もいるが、ユズリハの魂の強さは別格だ。人間で3つも術式を保有しているのは稀だ。大抵は2つまでだからな。そして、術式の発現に年齢の制限は無い。いつ発動するかは己次第だ。
これは邪に対しても言える事だ。邪には基本的に魂は無い。だが自我を獲得すると魂が形成される。俺も魂がある。それを具現化したのがスケルトンの腹のところにあった核だ。
弱いうちは魂が目に見える形で現れてしまう。弱点を晒しているようなものだ。だが、実力をつけていくうちにそれらをうちに留めておくことができるようになるのだ。
あの騎士もあと10年くらい生きていれば核の隠し方も身につくだろうが、時既に遅し、だ。
では、また会おう。
邪神くんは追い求める 月姫ステラ @tukihime0707
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