第25話 予想を超えてきたんだが?


「じゃあ、帰ろうかな」

「はい、先輩、お気をつけて」


 終電の時間が近づいてきたので、会計を済まし、当真くんのお兄さんに「また来ますね」と伝え、Barのドアを開けた。


 いちおう次の電車を逃しても、終電の一本手前なので、問題ない。

 早歩きで駅へ向かう途中『ピロンッ』とSNSの通知音が鳴った。


 当真くんか。またバスタオル姿なのかな……いやいや、なにを考えてるんだ俺は? ってか、何を期待している。


「んがぁーーッ」


 変な声が出た。こ、これは……。


 お兄さんのパジャマを借りているのか? 大きめのパジャマなので当真くんの鎖骨が露わになった画像が添付されていた。


『ゾクッ』




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る