このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(582文字)
企画への参加ありがとうございます。鵜足の刀自売と鬼のキャラクターに魅力を感じました。べつだん弱気であるわけでもなく、むしろ意志が強そうな彼女が、きっぱりと人生を拒否するところ、彼女をそのように仕向ける家族たちの偽善性を、どうしようもないものとみなしているところに、重さと暗さを感じました。そんな彼女を見つめている、どこか抜けていて、滑稽な鬼の存在が、もう一人の主人公のようで、この小説の明るい部分でもあるというところが面白く感じます。