第4話 01:00~02:00
「クソが!!なんか無ぇのか!!このままじゃ輪姦されちまう!!」
『ごめんなさい、私には、何も…』
「チクショウ…くそったれ…」
項垂れる。
「俺はよ、ただの作業員として生きていたかったんだ」
『…』
「仕事をする、金をもらう、帰って寝る。退屈な人生、いや退屈こそがすばらしい。
山も谷もない人生が良かったんだ。」
『…そんな人生、意味は?必要は?』
「人生に意味もクソもあるか。生きたいから生きるんだろうが。
もっとも…チクショウあと数時間で殺されるのか。」
体から力が抜ける、死を受け入れ始める。
「何か…特殊能力でもあればよ…」
夢想する、超常の力で、現状を打破できれば。
『ありますよ』
「えっ?」
『えっ?』
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます