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切れかかった蛍光灯が僕のことを見つめている。何をするでもなくただ寒さに震える僕を労わる様子も見せない。無機物は僕に寄り添ってくれない。

無意識に僕は人間を欲している。あんな風に街を歩けたらいいのにな、と往来を行くカップルを羨んだりする。すぐにあんなこと徒労だ、とへそを曲げる。

湾曲した精神では誰彼誰とも衝突してしまう。

ずっと苛立ちが消えずに心を支配してしまう。

ずっと不幸自慢大会が終わらずに一日が終わる。

きっと僕は幸せになれない。

普通の規格にも収まれず、自分を殺して生きるしかない。

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