日々つらつら　2025.1.5

　普通の仕事に就けたら、写真も趣味と割り切って、音楽も違う感じのを聴くようになるかもしれない。

　図書館で中沢新一のアースダイバーをなんとなーく読む。

　上辺だけ。

　中沢新一の語り口はあまり面白くないので没入出来ず（内田樹や河合隼雄との対談本は読めたが）。

　沖積地と洪積地の対立軸？で論じてんのは面白かった。

　地盤の硬いセレブな山の手と、

　地盤のゆるい俗に言う下町と。

　ただ地盤の緩い沖積地に住む下町の貧乏人は洪積地に住む人間のように安定を求めていない、みたいなのは全く同意しない。

　沖積地に住む下町の貧乏人だって安定したいわ！（笑）

　ロックでいえばフリッパーズギター。

　写真でいえば森山大道、中平卓馬。

　文学でいえば村上春樹。

　そういった相対主義だかポストモダンだかの極北を体現してしまった表現者が現れたあとでは、全ての表現者は凡庸にならざるを得ないと思うのですよ、などと思うなど。