第3話 2025 01 17 睡魔
先週、胴体着陸の話をしたのですが、沢山の人から返事がありました(沢山と云っても7名です)。ですから、今回も飛行機の話です。
そのM少尉は、主に一式陸攻の操縦ですが、ゼロ戦も紫電改も乗ったことがあるそうです。ゼロ戦は海軍では零戦(れいせん)と呼ばれたようです。
ゼロ戦は、航続距離が長く4000キロ少しです。だから、いったん離陸すると往復で10時間はあります。5時間近くで敵機に遭遇します。戦闘は5分ぐらいです。そして、帰ります。しばらくすると敵側の空から離脱すると、やっと『ほっと』するのです。それまでは必死です。映画とかで戦闘機乗りが前に見ているとかあると全く違うようです。前に見てるのはいません。後ろ右とか左とかきょろきょろしているのです。敵の戦闘機は後ろにいると撃墜です。
『ほっと』するのですが、次にやって来るのは「睡魔」です。5機が編隊していたのですが、そのうちの一機が落ちたのです。海に落下したので死んだということです。一応、撃墜されて戦死ということになった様です。
睡魔には、ヒロポンが有効でした。いわゆる覚醒剤です。よく左翼が軍の特攻の為に覚醒剤を打ったのだと云いますが違います。それは睡魔でした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます