第2話 2025 01 10 胴体着陸
昨年の12月29日、韓国の飛行機が炎上して179人に死亡したことがありました。墜落と云うよりも胴体着陸の失敗でした。
私の父の友人に海軍兵学校の出身の中尉か少尉がおりました。彼は、一式陸攻の操縦してまして、それが車輪が一つしか出ません。結局、胴体着陸になりましたのです。胴体着陸は色々マニュアルがありまして、まずはガソリンを抜かなければありません。抜いたとしても少しあるガソリンのもあります。空を旋回し20分ほどしてガソリンがゼロになったら胴体着陸です。
「横須賀基地で胴体着陸だったのや。フェンスまで3メートルやった」と云ってました。彼は、「母親の顔が浮かんだ」と云ってました。
その時の胴体着陸と後ろに張り付いたグラマンは今でも時々夢に出るようです。30年前に聞いた話です。
一式陸攻は、操縦者も含めて8名です。7名は偉いさんです。一人が「大丈夫か?」と云うと、「分かりません。自分なりにやってみますが、覚悟はしておいてください」と云ったようです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます