命吉報
頼まれた案件をこなし気を紛らわせて十年、遂に来た
「命いるかい?」
「はい、先輩いかがいたしました?」
「遂にお兄さんの転生先が分かったよ」
「誠ですか!?どちらに?今のお名前は?魂は以前と比べてどうですか叡兄上との融合で支障はありませんか?」
「落ち着きなさい、それぞれ答えるから質問を増やすな、まず出身地は○○県○○市○○だよ名前は揖保川龍雄、魂は以前より強くなっているかな?融合の副作用は無かったね」
「そうでしたか、それは良かった、○○県○○市○○ですか、近いですね揖保川龍雄兄上…」
「お兄さんをここまで誘導するのにもう少し待ってね、ちゃんと会話できるまで育たないと意味ないしね、何歳ぐらいが良い?」
「兄上と前世で会った時位でお願いします」
「命様、もう少し早くても良いのでは?」
「うん、確かにそうだけど私にとって兄上は二十歳位だからね、本当は早く逢いたいけど」
「分かりました命様の判断に従います」
白虎は理解を示してくれたけど白虎にとっての兄上は私と出会う前だからもっと早くても良いのかもしれないちょっと悪い事したかな
「あっ、兄上の親類縁者交友関係、好きな物とか兄上の性格を今後教えて下さい」
「それぐらい良いよ」
「兄上の事は何でも知りたいです」
兄上ほどの魂なら性格に問題無いでしょうが、周り次第でどうなるか分からないし細かく聞いてもしもの時は私自ら駆けつけて…っあ、でも約束があるから先輩方に頼もう、本当は自分でしたいけど
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