第39話


あの後散々お空に訴えてみたけど・・・完・全・放・置、だったからね。

神様エ・・・。


アガラからは


「父さん基本、自由人だからさ」


って言われたけど、自由人すぎるんじゃいっ!!

思わず目を剥いちゃったよね。


・・・まあ、早々に諦めて2人の様子を見に行ったらよ、まさかのご本人様たちは大喜びしてたって言うね・・・。


“夢渡”がどうのこうのってアナウンスはあったけど、どうやら神様直で2人の夢に強襲した模様・・・。


サウロ兄達が、旅に出たいっ!て言い出した事は神様的にもかなり都合が良かったらしく。

win-winだから良いじゃんね!って事で私の使徒って言う役職と神からの使命を強制的に押し付けられたらしい・・・いや、マジで何しちゃってくれてんですかねぇ!?

思わず土下座しちゃったわよ、申し訳無さすぎて。泣。


幸い?本人達は喜んでいるけれど、親御さんに顔向け出来ない私が居ます。

有無を言わさず、な所が・・・。

神からの使命とか重過ぎですやん。


私には無かった説明をクロエ姉ちゃんから聴取する所によると。

・・・この国が平和過ぎて外の様子なんか全然気にしてなかったけど、今外はかなりの荒れ模様らしい。


アガラが力を取り戻しつつある関係で、今後スタンピードの頻度は減って行くだろうけど、根本的にその他の神様が今まで仕事サボってた関係で全然管理が出来て無い状態なんだそう?


え、何でアガラがその人達の肩代わりみたいな事をしてたのかな?

意味が分からないんだけど、昔色々あったかららしい。


「何か水の神って言う性悪女神が居て、アグ坊を虐めてたって言ってた!」


・・・その辺もちゃんと説明はされたらしいんだけど、クロエ姉ちゃん達自身がイマイチ理解出来てなくて大雑把で曖昧な感じの説明しか聞けなかった。


まあ、アガラをチラリと盗み見た所、特に気にする様子も無くケロッとしてるからスルーしますけどね。


今までこの世界がギリギリ回ってたのは、アガラが世界を精密にコントロールしていたかららしい。うん、良く分かんないね。

取り敢えず横に立つアガラがふふんって胸を張っているので、めっちゃ褒めてはおいたけど。


「えーっとねぇ、アグ坊が星の管理をやらされてたのは不当な契約の元?だったから、それは神様が最近ブッチしたらしいよ。で、本来の神様達の所に仕事が行くようにしたらしいんだけど、サボってた分成長した星の管理を十二分にこなせる様な神様が育ってなくて今星の存続危機らしいんだよね」


「そこで神様が目をつけたのが、ミリアの力らしくってさ」


・・・私も知らなかったけど、私のホームスキルって何かパッシブで私の土地認定受けた地を安定させる力があるらしいんだよね。


それで、神様の提案としてはその力で星の維持をしてしまいましょうよって話らしかった。

良いのか、それで。


で、クロエ姉とサウロ兄を使徒にした理由は私のスキルの仕様に起因するらしい。


私のホームを展開するにはその土地の所有者並びにその地を治める神様の承諾を貰わないといけないらしいんだよ、この国の時みたいに。


神の承諾は主神である自分が認めているからもうクリア済みって言われたらしいんだけど、その土地の所有者である人間の許可ってなると、王様とかになる訳で。


私って土地神だから認められている領地の中では最強に近いらしいんだけど、外では無力だし、幼女な見た目で侮られるから私自身がこの国から動く事は却下一択らしいよ。


しかも何か、知らない所で別の神からも恨みを買っているらしくって絶対この国から出ちゃダメだって言われたらしいからね。

いや、誰から恨み買ってんの??怖いんだけど。


そこで丁度旅に出たいぞ系の2人に白羽の矢が立ったらしい。


使徒になったら各国の土地を周って、有権者から許可を捥ぎ取るって使命が課されるけど、メリットも大きいらしい。


普通の使徒だったら無理だったけど、“主神の神の手”が良い仕事してて、私がこの地に居さえすれば、2人は外でも祈りの能力で得たスキルの行使が出来るらしいんだよね・・・それって私よりチートになってない?

色々大丈夫そう?


それに、私の良い所取りで戦闘は出来るけど、魔物からは気付かれにくい、敵意を持たれにくいって言う加護が付くみたい。


さらに普通の使徒の特典?で、使徒の全能力の向上に、防御力が劇的に上がってるらしいよ。

だから皆が懸念する怪我とかも力に溺れたりして調子に乗らない限りは、大丈夫だろうから旅路も反対されないんじゃないかって言われたらしい・・・いや、それとこれとはまた話が違ってくると思うんだけどね。



———取り敢えず、まずは2人のご両親にきちんと土下座から始めようと思う。

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