第32話
祈りの力で国内なら私の踊り付きスキルが使えるようになってから、定期的にびちゃびちゃ週間が続いたり、無作為にジャングル勃発してみました!な事件?が多々起きたりして神界にて調整に次ぐ調整をして日々忙しくしてたけど、半年位費やしてやっと皆落ち着いてくれた模様・・・落ち着いて、くれたんだよね??
ザカール国が相変わらず砂漠地帯なのは変わってないけど、日々の日差しの調整とか環境については私にお任せあれだよ。
私と言うかチートスキルに、なんだけどね。
・・・微調整は私がしてるんだもんっ!キリィッ。
国内が落ち着いて来たんで、最近は趣味と実益を兼ねてお店やさんごっこをしているのだ。
適当な所にマットを敷いて即席露天商!
・・・ごっこって言うのはお金取引じゃないからだね。
物々交換って結構難しいのだ。
今一番売れているのはゾウさんジョウロだったりするんだけど、対価貰いすぎなんだよねー。
ジョウロ1つに魔物1体ってマジぼっただと思うんだけど!
元手タダだし感謝も兼ねてるからってそのまま置いてかれるっていうね・・・。
商売って、難しいよね・・・遠い目。
出来ればあっちでの滞在期間をもっと伸ばしたいんだけど、あっちはあっちで感謝感激雨霰な歓待を受けるからなぁ・・・。
あれ、毎回だからちょっと辟易気味なのだ。
でもでもっ!育って大人になったアガラの破壊力の酷さが、酷くて!!
・・・未だに、慣れないっ!
こっちで過ごすってなるとあのイケメンさんがもれなくひっつき虫でベッタリ確定な訳ですよ・・・吐血。
慣れる気が全くしてないのよっ!!!泣。
だからなるべくこっちでの作業はささっと終わらせて、あっちで幼児なアガラと戯れてるのが一番平和で安全な世界だと、私は思うんだけれども!
「俺がおっきいと、優里亜は嫌?」
って既にしょんぼりされた事がある訳で・・・。
いや、嫌ってわけでは決して無いんだけどね!?
寧ろ嬉しいまであるけども!
———せめて徐々に慣らして欲しかったわ〜、とひっそり黄昏るしかない優里亜なのでありました。ぴえん。
———所変わってユエンの神域には1人の来客が訪れていた・・・。
客、と言うかクレーマーというか・・・。
「聞いてらっしゃるのですかっ!?」
悲鳴じみた叱責に不快感しか沸かない。
思わず眉間に小さく皺がよるが、女はそんな彼の様子を特に気にする様子も無く相変わらず罵詈雑言を並べ、喚き立てる・・・。
———かつての彼女はこんな人では無かったと思うのだが。
大人しく理知的で、こんなに前に出てくるタイプでは無かったような印象であったと薄っすら記憶にあるのだが。
「ちょっと黙ってくれないか」
「っ!」
小さくなったとは言え上級神であるのだ。
彼女は何故か酷く悔しげな表情をしたが、結局は押し黙ったのでそのままスルーして話を進める事にした。
「君の言う事を纏めると、私のこの状態は弟の暴走が影響してるって事だったかな?まあ確かに、父上から与えられた役割が月と太陽で表裏一体だから有り得る話ではあるね」
そこは理解したよ、と言ってやると調子付く様にまた五月蝿い口を開こうとするので
「だけどね」
と力強く被せて、続きの言葉を紡ぐ。
「君が教育し直すって言うから任せたんだけど。全然出来ませんでした〜って泣きついて来たって事で良いのかな?それにしては随分と上から目線で聞くに耐えない話し方だったけどね」
図星を突かれて激昂しちゃったのかな?顔が真っ赤になっちゃったね。
はぁ・・・この神に頼んだのは間違いだったようだ。
折角アガラもちゃんと反省していたようだったのに。
幾ら自分が悪くてもこんなのにギャーギャー言われたんじゃあ流石に弟もブチ切れるだろうね。
「で、繋がりが切れたって言ってたけど。うーん・・・私が結んでしまったパスを消すために力を蓄えてたって事なのかな?で、私の力もソコに使われてたって考えれば・・・いや、でも時期がなぁ・・・スタンピードの事も結局は分からないままだし」
ユエンの独り言に、水の神は自分の思惑から大分外れた話になっているなと慌てて軌道修正を掛けようとした。
「っ、今起こっている世界の歪みは全て太陽神の暴走が原因ですっ!彼はその際悪神に変貌し、私との絆もその時強制的に切ったのですわ!!」
悪神たる太陽神を倒して、世界に平和をもたらして下さい!と叫ぶ水の神に
「悪神、ねぇ?まあそこまで言うなら久しぶりにあいつの顔でも見に行こうかな」
あれ以来会ってないからなぁ・・・こいつとのパスが切れたってのは心底どうでも良いが、この神に権限を与えてしまったのは悪手だったなと心底反省している。
すまん、弟よ。
けれど、私とのパスも切れてしまっている事が気にかかるな。
この神の事は信用ならんが、こんな嘘っぱちを私に吐く筈もないからこの話自体は本当に本当の事なのかもしれないな・・・とは思っているのだ。
悪神化となれば堕天したと言う事だ。
私も最悪を覚悟しなければならないかもな・・・。
と1人決意を固めたユエンは。
“悪意あり”と判断され、優里亜の結界に“ペちっ“と弾かれる事となる。
———それを一部始終見ていた創造神は勿論大爆笑して、手まで叩いて大喜びだったと言う・・・知らぬが仏である。
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