第1話 無人島到着!
というわけで、僕は今、海に佇んでいる。
「いや~このゲームは初っ端から作り込みがすごいですな〜」
僕は空を見ながら呟いた。
きれいな青空、海の表現、そして、乗っている船の再現度と座ったときの感触。
どれをとっても完璧で、まさに神ゲーと言いたくなるような再現度であった。
しかし、何と言っても一番再現度が高いのは、
「いてて」
そう、人間の再現である。まさか、ゲーム内で足が痺れるとは思わなかったよ。
再現度高すぎじゃない?これってゲームだよね?
そして、ついに
「オープニング終わった〜!」
無人島を見つけたのであった。 いや〜ついに無人島生活が始まるのか〜
そう思うと僕はワクワクしてしまうのであった。
「ようやくついた〜〜〜〜〜〜〜!」
長い長いオープニングを終えてついに無人島へ到着した。
無人島は現実のものよりも2回りも大きく、まさに異世界の無人島であった。
まあ、感情に浸るのも良いが、僕は早くとあることをしたかった。
それは...
「ステータスオープン!」
そう!お決まりのやつである!
いや〜小説を見ていたから自分でもやってみたかったんだよな〜
そして、表示されたステータス画面にはこう書いてあった。
名前 朝日豊
ステータス 体力10 攻撃力10 知力10 防御力10 俊敏性10 運力10 スキルポイント0
スキル無し
そこで僕は衝撃的なことに気づく。
それはステータス画面に本名が映されていることだ。
なんとこの私朝日豊は名前を決めずに入ってしまったので、当たり前のように本名が使われていたみたいです。
「まじか...」
僕はフリーズしてしまいました。
しかし、そんな僕に助け舟を出すように本名の隣に...
{ユーザーネームを登録し忘れていませんか?}
と、メッセージがあったのだ。
まじで助かる!と、僕はメッセージをタップする。
すると名前を書く欄があり、キーボードのようなものが空中に浮いていた。
すごいな と感嘆しながら僕はユーザーネームを決める。
何にしようか... その時、僕に一つの案が降ってきた。
「そうだmoriにしよう。」
なんでそんな名前にしようと思ったのか。
答えは単純である。
朝日豊から morning sun rich
morning sun richから頭を取って moriとなったからである。
僕ながらいいネームセンスだと思う。
名前をmoriに設定してっと
「よし!終わったな!」
僕の無人島生活はこれから始まったばかりだ!
名前 mori
ステータス 体力10 攻撃力10 知力10 防御力10 俊敏性10 運力10 スキルポイント0
スキル無し
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