第40話 2人の初めてのお泊り in 東京③
>>配信者のにゃむこSide
『もう、にゃむこお嫁にいけない……』
虚ろな瞳で湯舟に浸かる。
絶対あのメイドさん達、元の世界だとプロの世界で男相手にしごきまくったプロ中のプロな気がする。
『そこの穴はやめて、いやにゃーにゃーあああn』
『そんなに揉まれたら、頭がおかしくなっちゃうにゃ』
『そこの穴は汚いから、あああ、にゃ……にゃ』
『その細いのどこに入れるにゃ、それだけはだめにゃーー』
下の穴を女性4人に弄られ、綺麗にされまくったにゃ。
しかもドローンで世界中に配信されている中で……。
≪ふぅ、お姉さんたちやばい、魅せ方が分かって居るね≫
≪仁美ちゃんのお家訪問だと思ったら、とんでも無い配信だった≫
≪まだ、運営はバンしていないだと、確かにお風呂のシーンだから問題ないか≫
『あの人達も先ほどの人達と同じようにな理由で、雇用しているの?』
「あの人たちは、パパの愛人兼、ビジネスパートナーの人達だよ。元はパパが仕事の対価に貰ったりして、扱いに困ったけど今は此処で任務の準備をしているみたい」
≪仁パパの愛人兼、ビジネスパートナーの人達というパワーワード≫
≪仕事の対価に人を貰うとかもう犯罪者やろ!≫
≪仁パパも扱いに困って娘に投げるとか頭おかしくなるで≫
任務の準備ということは……つまり、居るという事かな?
『ひとみっち、もしかして、仁パパ居るの?』
「いるぜ、ここになぁ」
『はっ!?は!?』
長い銀髪に腰にタオルを巻き、筋肉質の男がタバコを吸いながら湯舟にいた。
そいつは、立ち上がると私の方へ向かって来て突然私の顔を右手で掴んで自分の顔の前に向けた。
「良い女だ、仁美が珍しく自分を人間らしく扱ってくれる友達っていうだけある」
『えと、よろし』
「ただし、ウチの子を泣かせることをしたら、穴が増える事になるぜ」
タバコの火と煙が私の頬を撫でる。
こいつの瞳はヤバい、何も見えない、冷酷な異常者でもない何かがオカシイ。
まるで、私の人間としての本質を殺されるような刺した瞳だ。
「珍しいな、俺の瞳を見ても何ともないなんて、第一試験は合格、第二試験はっと」
カチッと音がしリボルバー式の銃が私の額を狙う。
「バン」
仁の声と同時に銃声が響き、空の薬莢が湯舟に落ちる。
死んだ、イヤ、生きている。
「くくく、6分の5を装填で生きかぁ、オモシレー女だ、今日の試験は終わりだ」
「お前ら!上がるぞ!」
ひとみっちのパパは8人のメイドを連れて湯舟から出て行った。
とんでも無い、所に来ちまったな、これが世界の裏っていう奴なのかっと思っていると緊張が緩んだのか意識が遠のいた。
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ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
一度ここで完結とさせていただきます。
壊れかけの少女を操作するは異世界の魔王と聖女(少女のパパは暗殺者、ママは大女優) 奈楼小雪 @bookmaZ
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