地味に痛い
餅月 響子
痛くてたまらない
それは15年以上前のこと
ふと切った足の爪。
だいぶ伸びていて、そろそろ切ろうかと思い、爪切りで右足の親指の爪を風呂上がりに切りました。
風呂上がりの方が切りやすいと聞いたことがあります。
爪も濡れているから柔らかくなるのかなと思い全部の足の爪を切っていたんですね。
その時です。
「いたっ!」
綺麗に切りたくて短めに切ろうと爪切りを奥の方まで入れてしまい、血が出ました。
「あー、切りすぎた」
そう私は思い切りすぎました。
爪が短くなって、とんがってしまい、そこから血が出てしまったのです。とりあえず絆創膏を貼って応急処置をしました。しばらく経っても痛かったので皮膚科のクリニックに行きました。足の爪のことで行くのが何だか気が引けましたが、テーピングをされて包帯を巻かれました。皮膚が膿んだところが悪化しないよう爪をぐぐっと離す処置です。
つまりは「巻き爪」です。
この巻き爪、侮ってはいけません。
もっとひどい人だと、ワイヤーを使って処置するらしいです。そうならなくてよかったねと看護師さんに言われました。
本当に足のつま先、この親指の爪ひとつの傷でさえも痛みがあるとたまらないですね。
1週間くらいで治った気がします。
体ひとつ傷がなくて、今は安心です。
爪切りは慎重にすることにしました。
【 完 】
地味に痛い 餅月 響子 @mochippachi
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます