異世界の活動拠点作り

第4話 いろいろと探索してみる

「ここが異世界…」

異世界に来て最初に思ったことは今までいた場所とは違う全くの別世界。ビルなどの建築物がところ狭しと並ぶ日本とは違いレンガや木でできた民家が連なり朝市のように屋台や出店が並び、人の服装の今まで見てきた異世界アニメのような服装をしていてそれがよりここが異世界であることの証明になった。


「とりあえず歩くか」

ここで立ち止まっていればせっかくの異世界を無駄にしてしまう。そう考えて俺はひたすら歩いた。

野菜を売る店、衣服を売る店、焼いた肉を売る店布を引いた地べたに骨董品や変わったものを売る怪しげな店…あらゆるお店に人が来て値段の交渉や品を買う人がにぎやかにこの場所を照らしている。


「それにしてもほんとに居るのか?こっちにきた人なんて、今のところそれらしき人は見ないしな」

あたりをキョロキョロ見回しても見えるのは一般人で髪の色は金髪や青い髪だったりさらには虹色の人もいた。しかし、黒髪はおらず日本人は見当たらない


「いや、まてまて。こっちに来ているのが日本人だけじゃないだろ外国人のせいで見分けがつかないだけかもしれないし」

自分の早とちりに反省しながらも探索を続けた。


「お~い、が帰ってきたぞ!」

1人の男がこだますると周りに居た人たちが一斉に騒ぎ立てた


「ついにかえって来るのか!」


「久しぶりにをこの目でみれるぞ!」

どうやらこの国の騎士団が帰ってくるらしい。


「たしか、竜の騎士団だったっけ」

あいつからもらったスマホに「竜の騎士団で」検索をする。

フムフム…神の騎士団はこの国にある三つある騎士団の中で特にダンジョンの調査を主に行っていて、今の団長であるノーツ団長は全身を鎧で隠し素顔はいまだわからないらしい。


「来たぞ!竜の騎士団だ」

ついにここまで来たらしい、竜の騎士団が馬に乗って凱旋を行って来た。


「ノーツ様!」 「おかえり!」 「団長!こっち向いてー」

いろんな人が思い思いに騎士団に向けて激励の言葉を投げかけている。


俺も気になって団長を見る。

「あれがノーツ団長か確かに顔は見えないな」

赤色の全身甲冑に身を包んで完成をあげている人たちに対して見向きもせず、手を振ることすらせずひたすら前を向いている。


「凱旋も見たことだし、そろそろお暇するか」

そう言ったとき…


グゥリン!!


「え!?今こっちを見た?」


今一瞬、ノーツ団長がこっちを向いたような…


「き…気のせいだよな。さ…さっさと行くか」

なんだかもやもやが残ることになったが今度は冒険者ギルドにも行ってみるか












「アイツナカナカオモシロソウナヤツダコンドアイニイッテミルカ」


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