第3話 惑星ニェン

「少しは嘘だと疑ったが…やっぱり夢じゃなっかたのか。はは…てか、あんな濃い夢で嘘だった方がおかしいじゃないか」


少しはあの神様のいたずらと思ったが、自分の布団の隣にある夢で見たリュックとスマートフォンが現実であることを物語っている。


「これは早急にでも行けってことか…けど、今日・明日はバイトがあるしな~行く日は明後日になるし、それまでにいろいろと確認するか」


確認することとしてはリュックの性能の詳細・スマホの性能・自分の能力の効果範囲この三つだな。

まず、リュックのの見た目に関してはどこにでもある通学用のリュックに小物が入るくらいのポケットがいくつか付いている。どうやらこの小さなポケットにも、ものが無限に入るようになっている。次にスマホの性能だ。ロック画面を解除すると、ホーム画面が出てきた。


「スマホにはいくつかアプリが入っているのか」


アプリは地図アプリ、写真の機能と画像保存アプリ、検索アプリ、アプリインストールアプリ、がわかるアプリが入っていた。


「見た目も中身も普通のスマホと変わりは無いな。それに、これが言っていたリュックの中身がわかるアプリか」


リュックのアプリを開くとたくさんの項目が書かれており、食品や衣類など書かれている。さらに、衣類の項目には一つと書かれており開いてみると服が一つ入っていて異世界用の服と明記されていて、試しにまことはリュックからその服を出して着てみた


「う~ん…見た目はやっぱり地球とは似つかわしくないな、動きやすいし温度の快適だ」


アプリでこの服の詳細を確認するとどうやら温度調整とどんなに着ても汚れることなく破れたり、着ている人が傷つかないようになっているようだ。

地図アプリを開いてみたら地球と惑星と書かれた二つの項目があった。


「これが俺の行く異世界…少し地球に似ているな、だけど陸地が地球よりも小さい」


陸地の形はオーストラリアを大きくして、その周りを小さな島が羽のような形をして大陸を囲っている。


「そういえば、あの神様が言っていたギーヌ王国はどこにあるのだろうか?」


早速、地図アプリで検索してみる。そうすると、惑星ニェンがズームされ、大陸の北西部分にでかでかとギーヌ王国と国の中心に書かれ、国境が赤い線で囲まれた。

ギーヌ王国と書かれたところをタップすると国の特徴が出てきた。


「なになに?ギーヌ王国はの北西に位置し、冒険者や商人が多く在籍している。夏は涼しく冬はよく冷え込み、主に貿易を主力であり、特にギーヌ王国のダンジョンからとれる鉱物と呼ばれる青く魔力を多く保有することが可能で一キロで一年は魔力を補充せずとも使用できるほどの魔力消費の燃費が良いとされていてその価値が失われることはない鉱物か…」


確かにこれほどの利益がある鉱物があれば冒険者・商人が多くいるのもうなずける。

特に首都サベージは大手の商会とダンジョンがあり、ほかの地方より多くの冒険者と商人が在籍しているようだ。


「なるほど…ここなら、冒険者と商人の広大なネットワークで地球人の情報を多く手に入れることが出来るわけか。しかし、支援と言ったらやっぱり物資などがいいよな」


やはり定番はチョコや飴と言った甘味料、マッチなどの便利グッズなどが定番だろう。


「よし!持っていくものも決まったし早速買ってきて準備しておくか。」


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それから異世界へ行く日になった。

「ふ~…それじゃ行きますか」

異世界の服を着て、リュックをもっていざ異世界へ




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