25.1.2.

 今日のことを書く前に昨日のことを少し。

 日記を書き終えてからタバコを買いにコンビニに行った。101(ボヘム9ミリ)を注文したが、欲しいのは102(ボヘム6ミリ)だった。不好意思,102。と言ったら102に変えてくれた。店員さんには申し訳なかったけど、不好意思がすぐ言えたことに安心した。モジモジしていたら時間をとってしまって迷惑だし、「スムーズに謝れて欲しかったタバコに代えてもらえる」という体験によって、台湾にいても安心できる感覚が増した。

 〜門限が近いので、一旦タバコを吸いに行ってきます。私、タバコ吸いすぎです。〜

 エレベーターに乗って宿舎の10階から1階に降りて、路上でタバコを吸う。10階に戻る。これを繰り返しているので、エレベーターに乗る回数が多い。エレベーターは言う、十樓到了,開門中。こうゆう言葉を聞き取れるのも嬉しい。

 今日の朝は7時半ごろに起きて、またゆっくりと支度をし授業を受けに教室棟へ向かった。教室棟の下にある朝食屋さんだとコーヒーを買っても受け取るまで時間がかかることがわかっていたし、教室のある階のコーヒーマシンは故障していたから、宿舎の1階コーヒーマシンで美式黑咖啡を買った。40元くらいだったかな、結構美味しかった。しかも、授業中に先生から你在哪裡買咖啡?と聞かれたので、我在旅館樓下買咖啡。と答えられた。在旅館樓下嗎?咖啡店嗎?みたいなことを聞かれて、コーヒーマシンってなんて言うんだろうと考えていたら、他の受講生が代わりに咖啡機と答えた。先生は宿舎の下にコーヒーマシンがあることを知らなかった。

 今日の授業で一番難しかったのは、助詞の得の用法だった。先生は文法の難しい単語を使わずに例文とジェスチャーで説明することが多いので、感覚的には理解できたが難しい。我做飯做得很好。とか、你畫得怎麼樣?とか、我游泳游得好不好?とか。動詞を修飾する時には得を使うと言うのはなんとなくわかって、文型は誰做什麼做得怎麼樣?だと言うこともなんとなく覚えた。なんか、普段の会話でも使えそうな気がした。

 授業が終わると、また他の受講生とともに近所のレストランでご飯を食べた。今日のレストランは先生におすすめを聞いて、そこに行った。Mさんが先生に、這裡附近有很好吃的餐廳嗎?と聞いた。有一點貴,好嗎?みたいに聞かれて、Sさんが沒問題と言った。少し笑いが起こった。そのレストランは本当にとても美味しかった。台湾で食べたあらゆるご飯の中で一番美味しかった。しかし、確かに高かった。

 少し休んでまだ2時に集合し、専用車で十分に向かった。なかなか疲れが溜まってきていて、車中で私はあまり話さず休んでいた。十分についてから、まずは滝を見に行った。吊り橋を2本渡り、山を歩いた。マイナスイオンたっぷりで気持ちが良かった。Sさんは台湾で一番良いところだと言っていた。滝に一番近いところまで降りると、飛沫がすごくて結構濡れた。

 来た道を戻って、車に少し乗ったら例のランタンを上げる線路のところに辿り着いた。まだ日が暮れていないが、すでに多くのランタンが上げられていて、綺麗だった。打ち上げ花火をしている人がいて、こっちの方がランタンより派手で目立っていた。電車の駅のところまで店を見ながら歩いて行き、駅のところで少し休んだ。駅の隣にタバコを吸えるところがあったので一服した。山で吸うタバコは格別だった。周りを見ると店員達は線路の上でタバコを吸っていたから、わざわざここで吸う必要はなかったんだなと気づいた。この線路の脇の店で、マンゴースムージー、カニの唐揚げ、台湾ビールを買った。とっても観光気分になった。

 日が暮れかけてきたので、ランタンに文字を書き始めた。金銭面について書く黄色の面に書く内容が全然決まらなかったので、サンプルに書いてあった四字熟語をそのまま書き写した。ちょっとつまらないなと思って、空いてるスペースに5000兆円欲しい!と書いておいた。それ以外の面は真面目に書いた。ランタンに火をつける前に記念写真を撮った。店員のおばちゃんが様々なポーズを指定してくれたので、その通りにおどけてみたら楽しかった。ランタンに火をつけ、手を話した瞬間に笛がなった。電車がきてしまったようだ。電車を避けるのに必死で、自分たちのランタンがどれか全然わからなくなってしまったが、まぁ良しとしよう。

 宿舎に戻って少し休んでから、靴下を履き切ってしまったことを思い出し、靴下を売っているところを調べた。師大夜市にお店があったので買いに行った。1足30元で質も良いし、台湾製造だからなんか嬉しかった。ついでにこないだ来たときは長蛇の列ができていた焼き小籠包?屋さんが空いていたので2つ買って食べた。26元だったが間違えて25元だけ渡してしまい、おばちゃんがこれでいいよと言ってくれた。これ、めっちゃ美味かった。

 Sさんから美味そうな店を見つけたから行こうと連絡があり、9時半に集合したが、その店はすでに閉店していた。台湾の飲食店は閉店が早いですね〜とか話していた。朝からやっている店があったり、昼だけだったり、夜だけだったり、営業時間がそれぞれ店によって異なるのも台湾らしいところなのかもしれない。

 結局適当に歩くことになって、もう馴染みの道となったところを歩いているとバイクの移動販売のおじちゃんを見つけた。以前台北のライブハウスの前で移動販売のおじちゃんから串を買ったことがあって、その時に台湾人の友達からこのおじちゃん珍しいよ!買って食べよう!と言われたのを思い出して、Sさんに同じことを言った。毎日どこに現れるかわからないらしいと言う話をしたら、Sさんははぐれメタルみたいなもんだねと言った。これは笑った、確かにそうだ。豆腐のようなものが串に刺さってたけどそれがなんだかわからなかったので、這是什麼?と指差して聞いてみた。豆干と言われた。その場では聞き取れなかったけど、多分そう言っていた。これが結構美味しかった。そのまま夜市へ向かって、さっき食べた焼き小籠包をSさんに紹介した。やはり、美味いと言っていた。大体満足したので、コンビニで茶葉蛋を買って宿舎に帰った。

 明日は授業最終日。課外活動もない。楽しかったなぁ、プチ留学。

 そういえば車内でワーキングホリデーの話になって、ワーホリで台湾にきても仕事を探すの難しいと言っていたなぁ。ワーホリビザ、使いたいけど学生ビザで十分なのかも、、、。さて、そろそろ寝ます。おやすみなさい。

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