完杯 伝説の酒シャパシャッパーン~そして伝説のギルドへ~
ジャバットファミリアの襲撃直後。
シルキーちゃんや店にいた他の娘たちが言った。
「やっぱり、ユウガくんとお酒を飲んだ後は力が凄い溢れてくるの!」
「いや、そんなことは本当に・・・」
「・・・そんなことないニャ。でないとシルキーが格上のジャバットを瞬殺できる訳がないニャ。」
「え?そ、そうなんですか?ペロスさん?」
「そうにゃ。ミャーの見立てではシルキーは1級レベルの力が今はあるニャ。それに今のミャーなら特級を越えてる気すらするニャ。多分これはユウガの能力ニャ」
「俺の力?」
「そうニャ。ユウガのスキルにゃ。だから、ミャーと一緒に闘って欲しいニャ。ギルマス!赤牛のアメリよ!ミャーをこのファミリアに入れて欲しいニャ!向こうは違約金払って許しを得てる!だから頼むニャー!!」
蹴破られた扉を無理矢理くっつけているアメリが振り返りペロスを見る。
「ふん。もうファミリア脱退しちまったんだろ?行くとこないんならしょうがないじゃないか。それにあんたみたいな特級が来てくれるってなら、ウチとしちゃ渡りに船だよ。よろしく頼むよ。」
その様子をみていたシルキーちゃんたち他の女性客の皆もそろって声を挙げた。
「あたしも!」「わだすも!!」「すもも!!!」「あーしも!!」「あちきも!!」「コン!!」
そうして、ファミリア
そんなある日。
俺の元にある情報が入った。
それは西のダンジョンで伝説の酒シャパシャッパーンが出たとのことだった!
伝説の酒シャパシャッパーンは芳醇な香りと弾ける炭酸が特徴の酒だ。
つまり、シャンパンだと俺はにらんでる。
この世界で伝説の酒シャパシャッパーンの価値は非常に高い。
だが、ダンジョンで入手できれば、一般のお客様にも提供できるまで価格を落とせるかもしれない。
なによりも伝説の酒シャパシャッパーンを出す店ともなれば唯一性を出すことが出来て、更に客が呼べる!!
これはやるしかないということでメンバーを募った。
そして出来上がったのが赤牛アメリ、暴猫女王ペロス、絹艶姫シルキー、最後に異世界ホストのユウガの4人パーティだ。
この4人で超難関ダンジョンを突き進んだ。
時には怪我をしてしまったが、俺の掛け声「飲んで飲んで~飲んでポーション飲んで?」を経て飲むと傷はミルミル回復した。
強敵が現れた時も「アメリのいいとこ見てみたい!はい!」と掛け声をしたところ、パンチ一発で強敵が吹き飛ばされる等が起こった。
そうして俺たちはダンジョンボスであるシュワ・ストーンと戦闘になった。
一進一退の攻防が続いたが、体力の問題でこちらが押し込まれそうになった時、シルキーちゃんが叫んだ!
「ユウガきゅん!もし生きて帰れたら私とデートしてください!」
「あっ!ズルいニャー!ミャーもにゃ!!」
「おい!あんた達!抜け駆けすんじゃないって言ったろ!あたしがユウガに最初に唾つけたんだ!あたしのだ!!」
「「「デートしてっ!!」」」
「今、そんな場合じゃ!!えぇい!!3人とデートしますから倒してください!!」
「「「うぉぉぉぉ!!!」」」
シルキーちゃんの髪の毛が絡みつき捕縛。
ペロスちゃんの鋭い攻撃が全ての関節破壊。
赤牛アメリのギガトンパンチが胸部をブチ貫き戦闘終了。
崩れ去ったシュワ・ストーンから伝説の酒シャパシャッパーンの泉なるマジックアイテムがドロップした。
これを持ち帰り店で出したところ大盛況。
1年後、ファミリア
「さぁさぁ!お立合い!4番テーブルのヒナタス姫からシャパシャッパーンタワー入りました!皆さんご注目!!シャパシャッパーン入ります!!」
わぁぁぁ!!すごい!きれい!!わぁぁぁぁ!!
ここはファミリア
異世界ホストが活躍するこのファミリアはいつか世界を救う・・・ハズ?
『うわぁぁぁん!救ってくれないと困ります~私のNo.1ナイト~!!!』
~To Be Continued~
異世界ホスト~No.1ホストの俺が異世界転移!?~ 空山羊 @zannyou
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