第5話

「今日なんの日か覚えてる?」

「…クリスマスだろ」

僕達が付き合った日なんて口には出さない

告白されて忘れられないプレゼントだよって2人で喜んだのを覚えてる

「そうクリスマス俺達が付き合った日だ

もう一度この日からやり直さないか」

「やり直す本当に

「納得してなかったんだな」

怒ってたのに変だと思ったんだよ

「追いかけようとしたが尚哉のことどうやって説得しようってそれを優先した」

それに追いかけても聞かなかったろ俺の言葉なんてと呟くように口にする湊、そうかもよく分かってるよ

「ごめん」

「いいよ別に怒ってるけどね、返事きかせて」

返事なんてそんなもの決まってる

「ふっといてごめんもう一度付き合いたいです」

「よしよし」

そう口にしながら僕の頭をぐしゃぐしゃにする湊に友人で恋人で僕らの関係は贅沢だなぁ

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