第5話
彼女は、
昔から親しくしてくれる人で、私の理解者でもある。
そんな彼女と二人、引き込まれるようにして入ったお店は私達の行きつけのカフェ。お店の入り口からお洒落な雰囲気が漂っていて如何にも女子が好きそうなカフェで、お客さんの8割は女性。
馴染みのある店員さんに空いている席に案内をしてもらった私達は、メニューも開かずに注文をした。
私はココアで、瞳はブラックコーヒー。
瞳のことを一番分かっているのは私だと自負しているけど、あんなにも苦いコーヒーを飲む時だけは理解出来ない。
前に一度だけ瞳に一口貰って挑戦したけど、苦くてそれになんか酸味も合って私の口には多分一生合わない。
「それで、彼のこと自分には勿体無いとか言いつつ、今までと変わらないんだ?」
「うん。まーくんだって他と同じだよ」
ふーんと何度か頷く瞳。
その姿だけでも色っぽい。彼女は出会った頃からスラッとした体型を維持していて、いつも周りには男が彷徨いていた。
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